タイトル(原書もそうなんですが)からして悲しいです。
空っぽの部屋に取り残されたおんぼろのぬいぐるみ。
自分がいったいどんなぬいぐるみで、名前があって....
そんなこと全部忘れていたから答えを探しに外へ出かけます。
前半が希望の無いお話でも、後半猫に出会ってから急展開!
最後の折りたたんでいるページを覗いてみてると、
『本当に良かったねぇ』と思わずつぶやいてしまいます...。
物が溢れているだけに、子供たちもこの絵本を読んで、
自分の持ち物をもう一度見直して欲しいなぁ。
ミック・インクペンのイラストは優しくて、ほんわかしていて大好きです