初雪のふる日」 はなびやさんの声

初雪のふる日 作:安房 直子
絵:こみね ゆら
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2007年11月
ISBN:9784030164505
評価スコア 4.56
評価ランキング 6,564
みんなの声 総数 8
  • この絵本のレビューを書く
  • 雪うさぎ

    「さんしょっ子」を読んでから、急にまた安房直子の作品が読みたくなりました。そんな時、図書館の新刊本として入っていたのが、この本です。

    安房直子のお話は、作者名を隠して読んでも、安房直子の作品とわかる気がします。淡い感情や、日常の中に潜む怖さのようなものを文章化するのがうまい作家だからかもしれません。

    秋の終わりに、石けりをしていた女の子。続けているうちに、しろうさぎが石けりをしている輪の中に入っています。しろうさぎは雪を降らせる雪うさぎなのです。雪うさぎの輪の中から出なければ女の子は一緒に連れ去られてしまうのです。

    ただ、遊んでいただけなのに、死への道へ直結してしまうじわじわとした怖さを感じました。

    息子は横で雪うさぎたちの歌う「片足、両足、とんとんとん」という歌をまねていました。雪うさぎが雪の使者、イメージ的には美しいのですが、反面冷たい印象もあります。

    前半の怖さとは対照的に後半は少しほっとしました。

    こんな美しい作品を書かれる方がもう亡くなっているのだなあと思うと、他の作品も読み直してみたくなります。

    投稿日:2008/02/08

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「初雪のふる日」のみんなの声を見る

「初雪のふる日」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

どうぞのいす / はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / おつきさまこんばんは / きんぎょがにげた / もこ もこもこ / おおきなかぶ ロシアの昔話 / バムとケロのにちようび / だるまさんが

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



年齢別で絵本を探す いくつのえほん

みんなの声(8人)

絵本の評価(4.56)

何歳のお子さんに読んだ?

  • 0歳 0
  • 1歳 0
  • 2歳 0
  • 3歳 0
  • 4歳 1
  • 5歳 0
  • 6歳 0
  • 7歳 0
  • 8歳 0
  • 9歳 0
  • 10歳 0
  • 11歳 0
  • 12歳〜 0
  • 大人 5

全ページためしよみ
年齢別絵本セット