可愛い絵の、小さなサンタさんのお話かな?。と、読んでみたら、とんでも無い!!
小さな子供が、色んな国のお友達(子供たち)の願いを知り、自らサンタクロースになり、幸せを届けようと駆け回るお話です。
お友達は、戦争や貧困に苦しむ子供たち。そんな皆の願いは、平和な日常や家族との静かな生活・・・。ただ、毎日を笑顔で過ごしたい。ささやかな事なのです。
平和に暮らせていること。家族と一緒にご飯を食べ、当たり前のように学校へ行き、友達と遊び、言いたい事を言え、笑ったり泣いたり怒ったりを当たり前のようにできる日々。
そんな毎日がどれだけ幸せで大切かを、優しい言葉で教えてくれ、皆が幸せに暮らすには、どうしたら良いのかを、自然と考えるようにしてくれる、そんな絵本です。
小さな子供には、少し難しいかもしれませんが、読み聞かせながら、自然と理解していってくれたら・・・。
現代社会を学ぶ前に、ぜひ、子供に読ませたい一冊です。