モモちゃんとアカネちゃんの本(6) アカネちゃんのなみだの海」 10月さんの声

モモちゃんとアカネちゃんの本(6) アカネちゃんのなみだの海 作:松谷 みよ子
絵:伊勢英子
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:1992年
ISBN:9784061335141
評価スコア 4.6
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みんなの声 総数 4
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  • つらい話もあるけど・・

    • 10月さん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子5歳

    とうとうこのシリーズの最終巻。
    悲しいお話があるのは知っていたので、読みたいような読みたくないような・・複雑な気持ちで手に取りました。

    冒頭は、アカネちゃんと懐かしいお友達(靴下のタッタちゃんタァタちゃん)との再会にキューンとします。
    そして小学生になったアカネちゃんの成長ぶりとともに
    わきあがる悩み・・どうしてうちにはパパがいないんだろう???。
    そのことで学校でいじめられ、それを乗り越えるお話。
    仲のよいマコトくんのお話もあります。
    お友達や社会とのかかわりの中で、ひとつひとつアカネちゃんが
    自分のこと家族のことを思い、成長していくのが分かります。
    そしてパパの死・・。

    松谷みよ子さんはこんなにも難しいテーマを、死に神やクジラや
    クマさんなどを巧みに登場させて、ふんわりと、しかしよけいにリアルに迫るお話にまとめました。
    ものすごい手腕だなぁと思わされます。

    そしてこれは実際に松谷さんのご家族のことで、お子さんたちの
    ために書かれたお話だからでしょうか。
    「書かなければいけなかった魂のお話」と思いました。
    生まれる必然性のあったストーリーなのです。きっと。
    読みながら大人は心をぎゅっとわしづかみにされ、その横で
    息子はユーモアあるエピソードにころころ笑いながら楽しんでいる。
    すごいお話を松谷さんは書いてくれました。

    投稿日:2011/12/09

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