子どもたちに人気の「どろんこハリー」の再登場です。
おばあちゃんからバラの模様のセーターをもらったハリーは、そのセーターが気に入らず、何度も捨てようとしますが、その度に親切な人(!)が拾ってくれて・・・。
好意で下さったものを気に入らないから捨てる、ということに多少、ひっかかりはあるものの、趣味でない、街を歩くと笑われる、自分で脱ぐこともできない・・・そんなセーターを着せられたハリーはやっぱり、気の毒です。
セーターがほどけて毛糸になって、さらにそれがバラの模様の鳥の巣になるなんて、ちょっとできすぎたお話とはいえ、ハリーにとっては、ばんばんざい。セーターは無駄にならず、おばあちゃんも気を悪くしていないようだし、丸くおさまりましたね。新しくもらったセーターが、気に入った模様で良かったな!
子どもたちにとっては、大好きなハリーの別のお話が読めて、うれしい絵本だと思います。