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こんなお医者さん
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投稿日:2022/11/06 |
ユキの弟、2才のユウくんが夜中にお腹が痛くなり大変です。お父さんとお母さんは救急車を呼ぼうか迷っています。そんな時、ユキは、電話帳で「夜間救急専門医 松田ローベルト(個人)」と書かれた番号をみつけました。
電話をして往診に来てくれたのは、なんと白衣を着たねこ!でも、ねこのローベルト先生の説明や処方はとても的確。素晴らしいお医者さんでした。そして、ローベルト先生の正体は実は、、。
ずっと以前の子育て中の 夜中に子どもが具合が悪くなった時の心細さを思い出しました。対象は小学校中学年くらいのお子さんかと思いますが、子育て中の人、子育てを経験した大人の人も共感して読めるおはなしです。具合が悪いユウくんの様子、動転して言い争うお父さんとお母さんの様子など、とってもリアル。そんな中、落ち着いた対応をしてくれる松田ローベルト先生の頼りになること!こんなお医者さんがいたらいいな〜と心から思いました。もちろん、子どもさんにもおすすめの物語です。
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ブラインドクライミングって?
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投稿日:2022/08/03 |
「ブラインドクライミング」という全く知らなかったパラスポーツの世界を知ることができました。そして、ブラインドクライミングへの取り組みを通した 中学一年生のあかりと昴、二人の成長物語として、引き込まれて読みました。
パラスポーツの置かれている状況、視覚障がい者として生きる昴の複雑な心情、スポーツから得られる達成感、視覚障がい者の方への接し方、目の見えない人が感じる世界などなど、様々なことが描かれていましたが、すべてストーリーの中で自然にうまく繋がっていて良かったです。
あかりの亡き父の言葉、「夢がかなう瞬間、最後の本気がためされる」という言葉は、あかりだけでなく、この本を読んだ子どもたちをも 支えてくれると思います。中学生以上の方におすすめ。
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「空想のお話」だけれど、、
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投稿日:2022/06/25 |
『ヒトラーと暮らした少年』を読んだので、前から気になっていたこちらの本も読みました。
オーストラリアに住む女の子 アンナが、ヒットラーに娘がいると仮定して創作した話を、毎朝、通学仲間のマークやベンに話します。マークはしだいに引き込まれ、もし自分がその立場だったら?と考え、両親にいろんな疑問を投げかけますがとりあってもらえません。アンナのお話と、通学仲間の日常生活とが、絡み合いながら物語は進行します。
物語とはいえ、小学生と思われるアンナがこの話を空想し思いつくのは、無理な設定では?と思いつつ読んでいたら、最後に「え、そういうこと?」という伏線が待ち受けていて、ある意味、もやもやが晴れました。また、深く戦争や平和について考えるマークと、ただ勇ましい戦闘場面に惹かれるベンとの対比が印象的でした。
各章の最初にある北見葉胡さんの挿絵もとても良かったです。
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独特の視点から紡がれた物語
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投稿日:2022/06/18 |
戦争や紛争など読んで辛い物語は好んでは読みませんが、読書会の課題図書になったことで手にとりました。
独特の視点から物語を紡ぎあげる物語力?は、素晴らしかったです。辛い物語にも関わらず引き込まれて読みました『縞模様のパジャマの少年』と同じ作者と知り、なるほど!と納得。舞台がザルツブルク近くのアルプスを望む風光明媚な山荘なので、その新鮮な空気を吸うことで 息継ぎしながら読みました。
少年が、権力に憧れどんどん感化され、ヒトラーに心酔していく様子が描かれています。ナチスについて何も知らないより、少しは知ってから読んだ方が理解しやすいと思います。夏休み、中高生の方におすすめです。
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自由と素敵がいっぱいの絵本
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投稿日:2022/06/04 |
読みながら、「自由」という言葉がずっと頭の中に浮かんでいました。自由とそれがもたらすものの豊かさ、自分が自分であることの大切さと当たり前さ、そんなことを感じた絵本でした。読み終わり、深く息を吸って吐いて、私も軽く自由な新たな自分になれるような気分になりました。
最初の2ページのおばあちゃんの部屋、海のアトリエのキッチンや本棚、絵描きさんの黒のドレス姿、白の水着姿、みんな素敵で好きです。
最後の「あなたはこれから、あなたのだいじな人にであうのよ」という言葉もいいな。そして、大人は子どもにとっての、そんな「だいじな人」になりたいものですね。
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ありえないけれど、楽しい
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投稿日:2022/06/04 |
「うしとざん」とは、どうやら 牛を登ることのようです。山を登るのが「登山」。では、牛を登るのはホントは「登牛」? でも、山のような牛を登るので「うしとざん」ということなのでしょう。
牛が大きいのか、人が小さいのか、よくわかりませんが、とにかく、牛を登るのは大変なんです。よいしょよいしょとよじ登り、牛の背では自転車を借りて移動します!そんな とんでもない、ありえない設定ですが、牛を降りるころには、すっかりその世界に入り込んで楽しんでいた私でした。
さて、これから「うしとざん」する人は、最終ページをよく見て、注意点を学習してから決行してくださいね!ナンセンスな楽しい絵本です。
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戦争はだめ。
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投稿日:2022/06/01 |
第二次世界大戦の空襲で両親を亡くし、戦後の混乱期をたった一人で生きてきた戦争孤児、山田清一郎さんの人生が物語になっています。現在進行中のロシアとウクライナの戦争も頭をよぎりながら、やるせない気持ちで読みました。
読み終えた今、たいへんなご苦労の中、強く生き抜いてこられた清一郎さんに敬意を表します。そして、清一郎さんのように、今、落ち着いた暮らしをされている人も辛かった記憶は忘れることはできない。更に あとがきのナナシさんのように孤児だった頃と同じ暮らしを続けている方が今なお いらっしゃる。令和の今も、戦争の傷痕は深く残っていることを社会で共有しなければと思いました。
地味な本なので、子どもたちが自ら手に取って読むことは おそらく少ないと思います。まず大人の方が読んで、平和学習や夏休みの機会に 身近な子どもたちに薦められたら良いと思う本でした。対象は 小学校高学年から中学生くらい。子どもが主人公なので感情移入しやすいし 読みやすい文章です。
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子どもから大人まで、みんな笑顔に
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投稿日:2021/02/12 |
とても楽しく読みました。わからないなぞかけもあって、読み終わった後、脳のふだん使わない部分をいっぱい使った感じがありました。脳トレにも良いですね。なぞかけが わかってもわからなくても、ページをめくると、答の後に広がる絵の世界がまた楽しい〜!
早速、20代の娘と60代後半の夫にも、読んでもらいました。やっぱり、若者の方が頭が柔らかいです。夫は、すぐに考えるのを放棄して先へ先へとページをめくってしまいます。それでも、読み終わった後、面白かった!と満足そうでした。
子どもから大人まで、みんなが笑顔になる絵本だと思いました。
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優しい心
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投稿日:2021/02/11 |
『しんせつなともだち』(福音館書店)と読み比べたくて、図書館で借りました。単に訳者が違うだけかと思っていたら、作者は違い、また、絵はとても似ている!ものの 画家も違うという、ある意味、驚きのある絵本でした。
優しい心を育み、そして温かい気持ちになれる絵本です。繰り返しでストーリーが進んでいくので、小さい子どもさんもしっかり楽しめます。『しんせつなともだち』よりも口調が良く、最後の終わり方も私にはこちらの方がしっくりきました。子どもたちと一緒に読みたい絵本です。
ただ、絵や文章の量にくらべて版が小さく、全体的に窮屈な感じがして、そこが ちょっと残念だと思いました。
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誰のしわざ?
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投稿日:2021/02/10 |
想像がどんどん広がっていって、発想が楽しい絵本でした。作者の方は頭が柔らかいですね。『てのりにんじゃ』『のんびりやのサンタクロース』と同じ作者と知り納得。そして、昭和生まれの私には、こけし、フランス人形、ちゃぶたい、茶箪笥、柱の状差し・・と、懐かしく温かい気持ちになった絵柄でした。
それにしても、なぜ こけしが いきなりいなくなる?なんで、座布団の下に?誰のしわざ?と目をこらしていましたが、裏表紙で、おや??と。あれは・・ですよね?
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