『外から帰ってきたら手を洗う。そんなことは、わかってる。』
そこから繰り広げられる今日の思い出が、ほんわりと暖かく語られていきます。
『ゆっくりゆっくり洗いながら、今日の楽しかったことをひとつずつ思い出すんだよ。』
『ゆっくりゆっくり流しながら、楽しかったことをひとつずつ心にしまっていくんだよ。』
この言葉を思い出しながら、子供の汚れた手や顔をゆっくりゆっくり拭いていると、今日は○○したね、楽しかったね、と語りかけたくなります。
手を洗う子供の習慣づけにはもちろんですが、泥んこになった子供を「こんなに汚して」とうんざりしてしまう方にはぜひ読んでいただきたい絵本です。
きっと、1日の遊びの終わりがとても楽しいものとなりますよ。