フランスの絵本かなぁと思ったら、ドイツの人が書いたものでした。
みんなが怖がるから、夜ひとりぼっちでブランコに乗っていたワニくん。星空の下でゆらゆら揺られて、楽しいけど少し寂しい気分。
女の子に誘われた日から、昼間でもブランコに乗れるようになったけれど、夜にも一人で乗りに行ったりするのです。
同じひとりぼっちでも、最後のページのワニくんの心の中は、満たされた気分でいっぱい。
わかるな、一人で乗りに来る気分。
子どもよりも、大人の方がいろいろ感じちゃう1冊かも。
夜中の公園でワニがブランコに揺られていたら、
黙って缶コーヒーでも手渡してあげようかな。