『にょろへびや』というのは人間の世界でいう『なんでも屋』といったところでしょうか。運動会の綱引きの綱の代わりになったり、ブランコになったり、どんな仕事もやってしまいます。その、へびの『にょろへびや』の息子がへびんくん。お父さんとお母さんの姿を見て、自分もと頑張りますが、失敗に終わり・・・。
へびんくんにとっては、お父さんとお母さんは憧れの存在なんですね。
そのお母さんとお父さんに近づこうと、一生懸命頑張るへびんくんの姿はとても健気。
失敗するけれど、お父さんやお母さんに温かく見守られ、自分にも出来ることを見つけます。
きっとこの一件で、へびんくんの心にも自信がついたでしょうね。
へびんくんのお母さん達のように、子どもが少しずつ成長していく様子を温かい目で見守ってあげたいな・・・そんなことを思う絵本でした。