作者とお孫さんがお出かけした帰り道の電車の中、グヅルお孫さんに手短な紙をちぎってはこんな楽しいお話が出来たという逸話を耳にし興味を持ってこの本を手にしました。
そうです、いわゆる「普通の絵」ではなく、言って見れば「ちぎりえ」?!あおくんときいろちゃんは仲良し。うれしくてうれしくてみどりになりました。そうです、青と黄色を混ぜると緑色になるのです。そしてそれぞれのおうちに帰ると緑になった我が子が分からないそれぞれのご両親。悲しくて悲しくて涙を流します。大粒の青い涙と黄色い涙を。やっとご両親にも分けが分かってもらえて・・・めでたし、めでたし。
色でお話ってお人形ごっこを楽しんだときのような、ほのぼのとした気持ちに慣れます。そして絵本がない時でも想像力や子供と遊ぶ中で生まれる素敵なお話、各家庭でも思い出のお話が生まれそうです。