初めて知った昔話です。
和尚さんに大事に飼われていたとら猫が恩返しするおはなしです。
くしゃみで、猫の宴会が散会、というのは、どこかの昔話とよく似ていますね。
でも、宙づりの棺おけエピソードは、何とも豪快です。
和尚さんならではの、恩返し、ということでしょうか。
この棺おけ、昔はこんな風だったのでしょうか。
今とは違うので、そんな意味でも見どころいっぱいでしょうか。
かないだえつこさんの絵は、版画の風合いも味わい深いし、
独特のアングルが素晴らしいです。
あちこちにサブストーリーもちりばめられていますね。
何より、不思議な存在感のとら猫が、魅力的です。
小学生くらいからでしょうか。