この絵本は多分、こういうケースって、珍しいですが、出版社ありきの絵本で、
この出版社さんは「茶の湯」の専門書籍を出しているところだと、思います。(後書きを読むと、そう思いますが、違ってたらすみません)
今江さんのテンポのいい文章と、ささめやゆきさんの可愛らしい猫たちのイラストが、いい感じに仕上がっています。
何回か読み直してみて、思うのは、これは本当に絵本であらわしている「茶の湯」の手順書であり、入門書のようなものではありますが、
通常の絵本のような「物語」として見てはいけないな〜と、いうことです。
正直、物語として見るとひどくつまらないです。
でも、子ども向けの「茶の湯」の入門書を絵で書いているんだ。といわれれば、なんてわかりやすいんだろう。と思います。
出版社さんの色々な想いはあると思いますが、
残念ながら、万人向きではないと思います。
ただ、猫たちがわかいいので、猫好きな方は一度、読んでみてもいいかと…。