木版画ですので全体的にはすこし地味な印象です。
が、それぞれの物と数字の頭文字を合わせただけなのに、読んでいて楽しいリズムが良いです。「ひとつ ひまわり」「ふたつ ふうりん」「いつつ いちご」って感じなんですが、「やっつ やっこだこ」みたいにちょっぴり懐かしい物が多いです。それが、木版画にぴったり合っていて、夏休みのにおいがしてきそうな絵本です。
2歳からとありますが、3歳の娘は数えながら読むのがとても楽しそうですし、「いち、に、さん」ではなく「ひとつ、ふたつ、みっつ・・・ここのつ、とお」ですので、結構大きな子でも楽しめると思います。