これは、大人が読むと、恋愛術を学べちゃうかも!って思いました。
プレッツェルの明るさ、好きな犬グレタへのひたむきさも、もちろん好感がもてましたが、私が一番気に入ったのは、グレタのプレッツェルに対する態度です。
すぐにOKを出すのではなく、自分にどんなことをしてくれるのか、プレッツェルの誠意を知ろうとしているところ、いいなあ!見かけではなくて、心を好きになったというグレタに、人間の女子も見習わなきゃなあって思いました。
渡辺しげおさんの訳がこれまた好きです。「プレッツェルがどうながでよかったですね!」って本文中で読み手に話しかけるところなんて、こちらまで余計にうれしくなって、顔がほころびます。
絵もはっきりしているので、クラスの読み聞かせにもいいですね。