嘘のような本当のような、不思議なストーリー。
おもちゃの電車で出発進行!?
主人公は、電車が大好きな男の子「ゆたか」。
ある晩、おもちゃの電車が本物の電車になっていて、
その電車を運転することになるなんて!
電車好きな男の子、そして電車の運転士になることが夢の男の子なら、
きっと「ゆたか」と同じ気持ちになってしまうことでしょう。
電車の運転中には、ちょっとしたトラブルがあったりと、
ドキドキ・ハラハラもあります。
ひらがな・カタカナが読める子なら1人で読める内容ですが、
文章が結構長めです。けれど、ストーリーに夢中になって、
一気に読めると思います。
個人的に、ゆたかが胸をドキドキさせながら運転席に座り、
電車のコントローラーとブレーキを握りしめているシーンが
とても印象的でした。
低学年の子の音読の練習や、読書感想文にちょうど良さそうな一冊です。