なまけものの男が仙人に不思議なタネを2個もらいます。
1個食べると一年間何も食べなくてもお腹は減らない。
1個植えると秋には2個実る。
最初男は1個食べて1個植えるを繰り返しますが、
よりタネを増やすことを考えます。
最初の繰り返しのページでは
まだ繰り返すの?という感じで「しつこい〜」などと言いながら
笑っていましたが、男がタネを増やしはじめると
笑っていられません。
幼稚園児も指を折って数えます。
ページに書かれているタネを一生懸命数えます。
袋に10個ずつ詰めてあるページは
10のかたまりで数えられるので良かったです。
紙を用意して、タネをいっぱい書いたこともあります。
ちょっと面倒になるぐらい書かされました。
でも計算なのに楽しかった様子です。
絵はかわいいくて難しい算数を感じさせません。
途中ミレーの名画のような絵まで登場します。
掛け算を覚える小学生や
大きな数に興味をもち始めた子も楽しめると思います。
でも一年で1個で十分のタネを
男はどうして増やし始めたのかな?
人間 欲が出るものなのでしょうか。