原題は「よいお友達」だそうです。
おいしいにんじんを見つけたこうさぎ。
友達を思いやってにんじんを届けると、その友達も別な友達のところへ届けて・・・。
心地よい繰り返しの展開です。
独特のぐるぐる話ですが、ラストは元に戻ってほっこりです。
中国民話の再話ということですが、
フランスで出版されていることもあり、
ヨーロッパの趣きがあります。
この民話には中国人作家による『しんせつなともだち』バージョンもあります。
読み比べて微妙なお話の違いが興味深かったです。
この絵本では擬態語が心地よいリズムを生み出しています。