二羽のこうさぎ、ジャン・ニンジンスキーと、ジム・サラダーナって名前は面白いです。
うさちゃん、ではなく、名前を呼んで欲しい主人公、ジャンが、わるいうさぎになれば名前を呼んでもらえるのではないか、と思いつき…
銀行強盗しようと押し入ったところ、みんなをこわがらせるだけでよかったのに、警察に知らされてしまい、ジャンの何倍も大きな大きな、警官に追いかけられる。
そんなつもりじゃなかったのに、と言ったところで、悪いことをしたら警察に連絡され、牢屋に入るのだ。
と、ここは、子どもにはしっかり知っていてもらいたいような気は、するのだけれど。
でも、親としてそんな感想をもって、うんと小さなうさぎに対して警官や牢屋がどんなに大きくてこわかったかを、うんと強調して話してみたくなる…というのは、よこしまな、たくらみなんでしょうね。
この話は、教訓ばなしというわけではないし。
親としては何と言っていいものか、感想が難しい本です。