お互いに、相手のことを思いやる気持ちがありながら、
その気持ちを知ることなく別れてしまう彼らに、
誰もが涙せずにはいられません。
プテラノドンの両親の愛情をいっぱい受けて育ったプテラノドンの子。
おとうさんからは強さを、おかあさんからはやさしさを教えてもらいます。
そして、自分ひとりで迷い悩みながら、
しかし、しっかりと親の教えを守って敵を看病するプテラノドンの子は、
とっても偉いと思いました。
子どもは、こうして大人になっていくのでしょうか。
先日、5年生のクラスで読み聞かせをしました。
このおはなしを聞いて、どう受け止め、心の中に落ちたでしょうか。
それがわかるのは、明日かもしれないし、何年も後かもしれない。
心の片隅に、そっとしまいこんでほしい絵本ですね。