たまごにいちゃんは、お母さんは早く大きくなって欲しいと
願っているのに、にいちゃんは、いつまでも赤ちゃんでいたい。
でも、偶然に殻が割れてしまい、しかたなくおにいちゃんになる話です。
これは、お父さんにわがままいいながら、愛情を試してるむすめと、
ずっとずっと甘えていてほしいお父さんとが、殻を割らないように、
今の関係が続くようにと、暮らしてきたのに、
娘は、いきなり自分で殻を割って、一気に成長してしまいます。
娘は、お父さんのために殻をかぶって、赤ちゃんを演じます。
友達の前では、まったく違います。
本能で、お父さんに頼ってあげなきゃと、思っているようです。
息子は、姉と父の関係が、この絵本通りといって、
お父さんに読んであげていました。
聞き終わった夫の反応は、「そうかな〜?」でした。
自覚してないのも、この絵本と一緒です。