もう、大きくなってしまったうちの娘たちが小さいころ、よく「お母さん、私のことどのくらい好き?このくらい?」
と両手をいっぱいに広げてみせました。この本と出会った時
そのころの娘たちとの楽しい会話を思い出して嬉しくなってしまいました。うちの娘たちが小さいときにこの本と出合えなかったのをとても残念に思います。とても好きになったので、読み聞かせ会で時々読んでいますが、なぜだか、お母さんたちがとても喜んでくださいます。「ぼくは、きみのことおつきさままでいって かえってくるぐらい、すきだよ」最後のページの言葉がとても素敵です。読んだあと子どもたちも、お母さんたちも、ふっと笑顔になっている絵本です。