新刊
そうじきの なかの ボンボン

そうじきの なかの ボンボン(フレーベル館)

世界にはまだ、誰も知らない不思議とすてきでいっぱい!

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えのも

その他の方・40代・東京都、男12歳 男10歳

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自己紹介
 小学校で読み聞かせを始めて4年目になります。子ども達は非常に鋭い批評家です。良書には、ストンと気持ちが落ちるほど、おはなしの世界に入ります。
 時には、気分転換も必要だけど、やっぱり絵本は作品が勝負。
 小さい子ども向けには、もっぱらわらべうたで遊び、絵本も親子で楽しんでもらっています。え〜なんでこの本好きなんだろうか?と思う作品もあります。
 子どもという宇宙を探検するのはおもしろい。
好きなもの
 赤ちゃん! 障がいを持った子どもと遊び、その子の感覚を感じること!
 子どもと一緒に風を感じるときが幸せ。
ひとこと
  3ヶ月ほど前から、療育園でおはなしのボランティアをしています。言葉も手もあまり使えない子どもたちが、全身でおはなしを感じるんです。私にはとても衝撃的なことでした。不思議なもので、こちらが全身で伝えようと言葉を操ると、子ども達は心の耳をより大きくしてくれ、体で聞いてくれます。
 彼らにおはなしをすることで、私はまた幅が広がりました。その感覚をもち、児童館でおはなしをすると…やっぱり子ども達に私の言葉が通じるのです。
 言葉は、ことだまだとほんとに感じます。

 私、自分の子ども以外も、どの子も大好き。

えのもさんの声

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自信を持っておすすめしたい 1歳半検診で喜ばれました  投稿日:2006/04/01
たまごのあかちゃん
たまごのあかちゃん 作: 神沢 利子
絵: 柳生 弦一郎

出版社: 福音館書店
 一昨年度になりますが、保健所の1歳半検診で読み聞かせのボランティア+わらべうたでおはなしをしていました。
 その折に一番と言ってよいほど、助けられたのが、神沢利子の「たまごのあかちゃん」でした。
 たまご→赤ちゃんがでる。これは、「イナイイナイバァ」の原理と考えてよかろう。「イナイイナイバァ」が繰り返される。たくさんの動物たち、が「イナイイナイバァ」するのである。
 節付きの音楽を私は子どもが幼稚園の時代に、先生から教えてもらった。それを歌いながら、あるいは、ひととおり歌ってから、この本を子ども達に見せる。

 色が比較的数少なく、絵もやや特徴を強調している作品。だけれど、卵から孵っていく動物たちが、1歳半の子ども達はすごい好きだったなぁ。
 私の仮説としては、彼らも最近(といっても1歳半年前)卵から生まれたのを記憶の底で思い出しているから、この本が好きなのかな? と思うくらい、不思議にこの本は1歳半の子どもに魅力がありました。
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自信を持っておすすめしたい 0・1・2歳…母にもばかうけ!!  投稿日:2006/04/01
くっついた
くっついた 作: 三浦 太郎
出版社: こぐま社
 17年度の私の0・1・2歳向けおはなし会・グランプリ絵本です。
 きんぎょやら、あひるやら、子どもの身近なものが、離れているところから「くっついた」
 7ヶ月くらいの子どもから1歳半くらいの子どもが特に喜ぶ。そして安心できる親しい物がくっついていく繰り返し。これが大切!!
 もちろん、子どもには何度も何度も読みたいですね。機会の繰り返し。
 大人は3回で飽きるけど、子どもは3回から…。ほんと繰り返しがだ〜い好きですよね。

 わらべうたで遊んだ後、ゆったりのんびりした空間で、この絵本を読むと、自然とお母さん達も、「くっついた」と声を出す。
 「おかあさんと わたしが」のところをめくると、
 おかあさんたちが、子どものほっぺに「くっついた」をしています。
 
 親子で楽しめる作品です。
 自分の子どもがもっと可愛く思えます。
 そうですね、7ヶ月で読んで、1週間ほど繰り返して。そのあと、1ヶ月してまた繰り返し読んで…。そうすることで、子どもの反応も月ごとに変わるし、ひょっとしたら、「くっついた」っておとなが言うと、子どもからくっついてくるように何ヶ月後には、なっているかも。
 お子さんが6ヶ月くらいなら、ぜひ買われて、繰り返して読んで、楽しんで。1歳半くらいまでは充分楽しめると思います。
 実際のところ、0歳後半で子どもと読む絵本は少ないような気がします。でも、これはきっと良書と思うのだけれど…あくまで、個人的な見解です。
 
  もちろん、小さい子のおはなし会で使われることを強くお勧め。
 ただ、にぎやかなところでは…むきません。
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自信を持っておすすめしたい 地球にやってきたあなたへ  投稿日:2006/04/01
あなたがうまれたひ
あなたがうまれたひ 作・絵: デブラ・フレイジャー
訳: 井上 荒野

出版社: 福音館書店
 4年生のクラスで読み聞かせをした作品です。
 ちょうど、成人式まで半分の学年で、自分がうまれてきたことがらを学んだり、考えたりしている時期でした。
 バートンの「せいめいのれきし」は地球の生い立ちを語ってくれる。この本は、子どもがうまれる、そして人が生まれてくる途中を神秘的にそして科学的に子どもに伝えてくれます。

 9・10歳くらいになると、子どもは自己を発見します。他の友達とどこが違うのか、良い悪いも含めて、「わたし」を発見し始めます。
 だからこそ、周りの大人ひとりひとりが「あなたがだいじ」…と声をかけてほしい時期です。
 照れも恥ずかしさもなしに、この本を子どもに読んでいると、「あなたがだいじ」って、自然と伝えようとするから。
 だからこの本をお子さんに読んであげてほしいです。
 ちょっと頭でっかちな(私のような)ぶりっこむきに、最後に科学的うんちくも書かれています。
 
 だれもが「ひざを ちぢめて まるまって、まっていた」…そう、私だって。
 月も太陽も引力さえも、自分のために用意されていた気にもなる、…そう、私だって。
 そう、私だって、地球に待ってもらっていて、生まれてきたんだよね。って、読み手も自己肯定できる。
 自分に自信がなくなったとき、大人が自分のために読むのもいいなぁ。

 自己にめざめはじめた、9歳くらいのお子さんに、ぜひぜひ読んであげてほしいと私は思います。
参考になりました。 2人

自信を持っておすすめしたい 小学生に読み聞かせしたなら…  投稿日:2006/03/26
ふしぎなナイフ
ふしぎなナイフ 作: 中村 牧江 林健造
絵: 福田 隆義

出版社: 福音館書店
5年生、3年生、1年生に読み聞かせをしました。準備としては、題名の「ふしぎな」、そして各ページの言葉(動詞・形容詞)を付箋でふさぎました。導入の時には「自分の思いついた言葉、間違ってないよ。みんな合ってる」と伝えました。
子どもが発する動詞や形容詞に、間違いはないのです。
本物の食事用ナイフを取り出したら、5年生も、3年生も第一声が「こわい」でした。(3年生一部と1年生には最初にナイフの言葉を伝え、その後ナイフを出したので、大丈夫でした)子ども達は思った以上に刃物に敏感です。食事用ナイフも日常的ではない生活が想像できます。

ページをめくりながら、絵からいろいろな言葉がでてきます。5年生も3年生もそれほど変わりはありません。
言葉遊びの世界にどっぷり浸れます。

最後は、「のびて、ちぢんで、ふくらんで…」の一連の流れです。
5分ほどで終わるのですが、読み終わってから、音を聞く経験をしてもらいました。食事用ナイフ2つを紐で繋いだ道具でステンレスの音。次にコッパーベルで銅の音。最後に貝殻を箱に入れた物を揺すりました。「海の音? 山の音?」の質問にさまざまな反応。箱をあけて中身を確認。蓋を開けて再度揺すって音を出しました。
そしておしまいは、ゴム風船をとりだして、「のびて、ちぢんで…」と言いながら、大きく膨らまし!! 子ども達は当然自分の耳をふさぎます。だって、絵本では ナイフは割れるのですもの。
風船の口を手でもって、ぷーっと飛ばすと、子ども達の歓声がはじけました。
みんな楽しく1時間目を始めてくれたかな?
朝自習の読み聞かせ実践でした。この内容はどの学年も楽しめ、固定観念をはずしてくれる絵本です。
読み聞かせの本来は絵本にストーリー性がしっかりあるものです。時には、読み手と聞き手の気分転換にお勧め。
これをたくさんのクラスでした後は、すごく私は素話がしたくなりました。
参考になりました。 0人

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