けいぼん

ママ・60代・兵庫県、男の子19歳

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けいぼんさんの声

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自信を持っておすすめしたい 落語はすごい!   投稿日:2009/12/24
ちゃっくりがきぃふ らくご絵本
ちゃっくりがきぃふ らくご絵本 作: 桂 文我
絵: 梶山 俊夫

出版社: 福音館書店
「ちゃっくりがきぃふ」「ぱっぴぷっぺぽ」「ちゃんちきちーん、どどぉーん」
もう、読んでいて楽しくて楽しくてたまらなくなります。
息子も、声をあげて大笑い。
私が「ちゃっくりがきぃふ」と叫べば息子が「ぱっぴぷっぺぽ」
エンドレスで掛け合いを楽しみました。

時代やら風俗やら、3才の息子には理解できないかな、と思いましたが、なんのなんの。
古今東西、老若男女問わず笑わせるのがこの単純な小噺。
うーーん、落語はすごい!
私自身が関西人なので、気分良く読めるのですが、やはり一度、本物の噺家さんのを聴いてみたくなります。
CDが付いていたらいいのに。福音館さん、CD付き絵本出してくれないかなあ。

さんざん笑って、遊んだあとにふと息子がつぶやいた言葉
「なぁんも売れなくて、またおっちゃんとこ戻ったら、コラ、言うておこられるんやろか」
そやなあ、かわいそうやなあ。
参考になりました。 1人

ふつうだと思う たべっこ・・・。   投稿日:2009/12/15
100まんびきのねこ
100まんびきのねこ 作・絵: ワンダ・ガアグ
訳: 石井 桃子

出版社: 福音館書店
市の図書館が発行している、3才からの幼児向けのおすすめ絵本リストに載っていたので、読んでみました。
正直言って、結末の残酷さにドン引きしました。
息子は目がテン・・・。
泣き出さなくて良かったと思います。

グリム童話など、原文はかなり残酷ですし、子どもの教育上、そのままの形で読んでやるべきだという意見もあります。
ただ、やはりそれは子どもの年齢や感受性をよくわきまえた上で、注意して与えてやるべきでしょう。
うちの息子の場合、ちょっと早すぎたなあ、と反省しました。

戦争の醜さ怖ろしさ、虚栄心を持つことのおろかさなどを教えるには、非常に良くできたテキストだと思います。
小学校中学年以上のお子さんにおすすめします。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい せつなくて、せつなくて   投稿日:2009/12/15
ぼくにげちゃうよ
ぼくにげちゃうよ 作: マーガレット・ワイズ・ブラウン
絵: クレメント・ハード
訳: 岩田 みみ

出版社: ほるぷ出版
子どもを持つ母親の心情を描いた絵本は数多くありますが、中でもこの絵本が私の気持ちにぴったりでした。
「ぼくにげちゃうよ」「おかあさんはおいかけますよ」
全編、このやりとりなのですが、その追いかけかたが決して押し付けがましくなく、ユーモラスで、心がほっとあたたかくなります。

今までは母親べったりだった息子も、いよいよ来春は幼稚園。
「ようちえんバスにのって、バイバイするよ、なかないよ。
おかあさんは、おるすばんしていなさい」
(なぜか私に似て命令口調)
と、鼻の穴をふくらませて言うもんだから、思わず
「いやだ。寂しいからお母さんもついてっちゃおうかな」
と言うと、
「だめ。ここはおかあさんようちえんではありません。
おかあさん、きんし!って、せんせいにおこられちゃうよ」
と、一蹴されてしまいました。

今までぎゅっと握り締めていた砂が、指の間からさらさらと零れ落ちるように、母親から「逃げて」成長してゆく息子。
それを、そっと気づかれないように後ろから見守りつつ、自由に走り回る息子の邪魔をしないように、大きく両腕を広げて追いかけてゆくのでしょうね。これからも。
参考になりました。 3人

自信を持っておすすめしたい やっぱり日本人   投稿日:2009/12/11
おっと合点承知之助
おっと合点承知之助 作: 齋藤 孝
絵: つちだ のぶこ

出版社: ほるぷ出版
3才の息子にはちょっと早いかな?と思っていましたが、なんのなんの!
もう、大うけ、大笑い。何度も何度も「読んで!」とせがまれました。
日本人で良かった〜!と思えるような、楽しい言葉あそびの数々。
最後はちょっとミステリアス。
子どもと一緒に本気になって遊んでくれる、こんなおじいちゃんがいたらいいなあ。
忍者ごっこにも使えます。
今度、サークルで本格的に忍者ごっこをしようと思うので、前座にこの本を読み聞かせして、子どもたちの気分を盛り上げようかと思っています。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい まるで映画をみるよう   投稿日:2009/11/29
わたしのろばベンジャミン
わたしのろばベンジャミン 作: ハンス・リマー
絵: レナート・オスベック
訳: 松岡 享子

出版社: こぐま社
モノクロの美しい写真絵本です。
ストーリーに沿って、写真も展開してゆくので、
まるで、一篇の映画をみるような楽しさがあります。
地中海の美しい海の青と空の青。モノクロだからなお、想像力がかき立てられます。

赤ちゃんろばを見つけて、家族で世話をすることになったお話。
ペットを飼ったことのある人なら、きっと共感できる、やさしい思いに満ち溢れています。

息子は、読み終えた後、うらやましそうに
「ひかくんも、おんま飼いたいなあ!」
と、ため息をついて言いました。

お馬・・・?
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 衝撃的なラスト!   投稿日:2009/11/29
えかきうたのほん
えかきうたのほん 作: 中村 柾子 西巻 茅子
絵: 西巻 茅子

出版社: 福音館書店
可愛い表紙と、のんびりした展開にすっかりだまされました。
ラストのどんでん返しにびっくり。

・・・と言っても、怖い本ではありませんから、ご安心ください。
深みのある面白さがあります。
一度読み終えた後、もう一度最初に戻って読み返すと、
また、新たな発見があります。
あまり書くとネタバレになってしまいますが、
本を閉じた後、しばらく考え込んでしまいました。

胡蝶の夢、でしたっけ。
蝶になる夢を見て、目覚めた時、
自分が蝶になる夢を見ていたのか、それとも
今、人間になっている夢を見ている蝶なのかわからなくなってしまった。
そんな、面白さがあります。

もちろん、小さな子どもにとっては、単純に絵かき歌が楽しめる絵本です。
クレヨンを持って描いてみたくなる、可愛い絵ばかりです。
でもいつか大人になったら、この絵本に隠された、一味違った楽しさがわかるはずです。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 笑って笑って・・・2度ほろり   投稿日:2009/11/18
ともだちや
ともだちや 作: 内田 麟太郎
絵: 降矢 なな

出版社: 偕成社
ともだちや・・・ともだち屋?
ともだちを売り買いするの??
ちょっと、ドキッとする題名ですよね。
息子に読み聞かせるのに、一瞬躊躇しました。

でも、そんなの杞憂に終わりました。
キツネの格好のなんと間抜けでおかしいこと。
張り切って呼び声を上げると、
静かにしてほしいと頼まれたり
小声で呼び声をあげると、
もっと大声で言えと言われたり
商売のためなら、苦手なイチゴもおいしそうに食べないといけない。
ああ、ともだちやって、結構大変!

さて、オオカミのトランプの相手をしたキツネ。
お代を請求する段になって、突然オオカミが逆ギレ!?
やっぱりオオカミって悪いヤツ!
・・・かと思うと、なんともしみじみ、ほろりとさせる
ステキな結末が待っているのですよね。

「がんがらごえ」や「おだいだって?」といった言葉にのみ
良く反応してケラケラ笑っていた息子。
理解するにはちょっと早かったかな、と思っていました。
ところが、ふと、真顔になって
「おかあちゃん、ぼく(おもちゃの)メガネを、だれかおともだちにあげたいんだけど」
と、言い出しました。
今まで、ものを欲しがることはあっても、人にあげようという気持ちになることは無かったのに、と、驚きました。

大切なものをあげてもいいと思えるのは、本当のともだちだからですよね。
息子なりにそう理解してくれたのだな、と思うと、またほろりとしてしまいました。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う かゆい背中に手がとどかない!   投稿日:2009/11/12
ベーコンわすれちゃだめよ!
ベーコンわすれちゃだめよ! 作: パット・ハッチンス
訳: 渡辺 茂男

出版社: 偕成社
おつかいを頼まれた男の子。
色々頼まれすぎて、道々何かを目にする度に、お買い物リストが変わってゆきます。
まるで落語のようなオチ。3才の息子にも十分理解できて、大笑いしていました。
男の子が間違うたびに、。
「なーっ!ちがうなー!!」
と、ツッコミを入れて大喜びです。
日常のしつけの際にも、たまにこういう優越感を与えてやると、子供はぐんと成長しますね。
でも、あまりやりすぎると天狗になるので、ほどほどに。

そういえば、私も子供の頃、母に
「おすしを作るから、まきすを買ってきて」
と、言われておつかいに行き、荒物屋さんで
「すのこください」
と言った記憶があります。
おそらく、聞き返されたのでしょうね。
「おかあさんが、おすしを作るから、すのこ下さい」
ともう一度言うと、ちゃんとまきすを出してくれました。

さて、読み進むうちに、この間違いが英語のかけ言葉になっているのに気づきました。
でも、すべての単語が思い浮かびません。
はがゆい!!
原書で読んでこそ、面白さ倍増でしょうね。

ところで、この本を読んだ件の母いわく。
「子供にこんなにたくさんおつかい頼んだって、覚えられるわけないわ」
と、一喝。あはは。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい しあわせのスープ   投稿日:2009/11/10
おだんごスープ
おだんごスープ 作: 角野 栄子
絵: 市川 里美

出版社: 偕成社
絵も文も美しい、丁寧に作られた宝石のような絵本。

真っ暗な部屋、とうに枯れてしまった花瓶の花。
猫背のしょんぼりしたおじいさん。
そんな悲しい絵に、少しずつ光が射し、おじいさんの表情は生き生きし始め、おしゃれになってゆく。
そして花瓶には真っ赤な花が。

たとえ自分の取り分がほんの少しになっても、動物たちや子供たちに、わけへだてなく惜しむことなくスープを与え続けるおじいさん。
みんながおいしそうにスープを飲む場面の、なんと幸せそうなこと。
「受くるより与うるは幸いかな」
という言葉を思い出します。

息子は無邪気に
「おじいさん、さみしかったけど、おともだちいっぱいできてよかったね」
どんなに寂しくても、人は他人とつながっていなければならないのだ。
それは、自分の心がけ次第なのだ。と、思いました。

息子が
「あ、赤ちゃんがお人形忘れている」
と指差した最後のページには、べとべとに汚れたおじいさんのナプキンと小さなぬいぐるみ。それを微笑みながら見ているおじいさん。
一つ前のページには、おじいさんのナプキンを借りてエプロンにして、顔をお皿に突っ込むようにして、夢中でスープを飲んでいる小さな子供の絵が。

きっと、この子は明日もおじいさんのところにやってくるでしょう。
明日がある。なんて素晴らしいことでしょう。
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい イメージにぴったり!   投稿日:2009/10/30
ももたろう
ももたろう 作: 松居 直
絵: 赤羽 末吉

出版社: 福音館書店
誰もが知っている、桃太郎。
数多くの絵本が出ていますが、この桃太郎は、私が思い描いていたイメージにぴったりで、うれしくなりました。

少し古めかしく、楽しい日本語のリズム。
力強く、どこかユーモラスな絵。
本当に素晴らしい絵本です。

息子は、赤ちゃんの泣き声「ほおげあ ほおげあっ」がツボにはまったらしく、げらげら笑って止まらなくなりました。

お姫様を伴って意気揚々と帰る桃太郎の船に、なぜか、ちょこなんと同乗している赤鬼と青鬼。
おじいさんとおばあさんとの再会の場面に、鬼は登場してません。
息子は、そこがどうしても引っかかるらしく、
「鬼さん、どこに行ったのかな。幼稚園に迎えに行ったのかな」
などと、楽しく空想していました。

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