18世紀まで、人は〈経度〉を知ることなく、つまり現在地を知らずに航海していた。 不屈の精神で経度の謎に挑んだある時計職人の物語。
1700年代のこと。
大航海時代のことなんですが、
海で使える時計がありませんでした。
つまり経度(現在地)がわからない状態で航海していたのです。
当時は振り子時計しかなくて、
振り子は揺れると正確に時を刻めず、
海で使える時計が望まれていました。
で、生涯をかけて海で使える時計を作った職人の話。
田舎の大工出身のため、物理学者からバカにされて、
なかなか成果が認めらずたいへんな思いをしますが、
不屈の精神で成し遂げました。
ジョン・ハリソンさんが、素晴らしい。
そして物理学者が、サイテーです。
体裁は子ども向けの本なんですが、
緯度とか経度とか
ある程度知っている年齢のお子さんが読むと理解しやすいかと思います。 (Tamiさん 40代・ママ 男の子11歳)
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