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2025年5月 新刊&おすすめ絵本

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木々が芽吹き、花が咲き、さわやかな風が心地よい5月、外に出て、暗くなるまで遊びたくなる陽気ですよね。そんなときはなかなか部屋でじっくり読書をする気持ちにはならないかもしれません。でも、夜になって体は疲れているのに、頭がさえてしまってなかなか寝付けないとき、ちょっと文字を目で追うと、ふしぎと気持ちが落ち着いてスッと眠りに落ちていくこと、大人でもありますよね。

2025年5月にご紹介する児童書は、手に汗握る展開の中にもどこかゆったり流れる時間が心地よい作品ばかりです。

お菓子好きなお子さんには、ママもきっとハマった「わかったさん」シリーズの最新作『わかったさんのチョコレート』を。お友だちが大好きなお子さんには、手紙でのやり取りに新鮮さを感じる「クジラ海のお話」シリーズがピッタリ。本好きで、図書館に足しげく通うお子さんには『モジモジばあは、本のおいしゃさん』がハマるはず。動物好きな子は、こねずみとフクロウのやり取りがハラハラドキドキする『 こねずみくん、ききいっぱつ!』を手に取って。そしておしゃれ大好き! プリンセスに目がない子にはやっぱり『アミとミアのプリンセス・ドレス にじの国のきらめくバレリーナ』でしょう。

今回紹介する物語はどれも文字が大きく、挿絵もたくさん載っています。そして漢字にはルビもふられているので、はじめて一人で長い物語を読むお子さんも、一冊読み切った達成感を得られるはずです。

本を読む楽しさを感じてみてくださいね。

「わかったさんのあたらしいおかしシリーズ」に早くも第2弾登場! 汚れたドレスの人形にいざなわれてたどり着いたのは…? 『わかったさんのチョコレート』

  • わかったさんのチョコレート

    出版社からの内容紹介

    新シリーズの第2巻は、チョコレート! 真夏のひざしのなか、わかったさんは車でおとくいさんの元へクリーニングを届けにいきます。ところが一転、知らない場所でチョコレートのお菓子を作ることに!? しみの付いたドレスを着た人形が、わかったさんを不思議へといざないます。今作も、作家・寺村輝夫の世界を受けついで、永井郁子が物語と絵をかきました。懐かしいのに新しいわかったさん。ぜひ、読んで作って味わってください!

「わかったさんのあたらしいおかし」シリーズ

この書籍を作った人

寺村 輝夫

寺村 輝夫

1928年東京都生まれ。戦後早稲田大学に入学し"早大童話会"に所属、創作童話を志す。56年に「ぞうのたまごのたまごやき」を発表。以来「ぼくは王さま」シリーズをライフワークとして書き続ける。61年『ぼくは王さま』で毎日出版文化賞受賞。80年『あいうえおうさま』で絵本にっぽん賞受賞。84年「独特のナンセンステールズで、子どもの文学の世界を広げた」功績により巌谷小波文芸賞受賞。「寺村輝夫のとんちばなし・むかしばなし」「おはなしりょうりきょうしつ」「わかったさんのおかし」「かいぞくポケット」など、子どもに人気のシリーズが多い。2006年没。

この書籍を作った人

永井 郁子

永井 郁子

1955年、広島県生まれ。多摩美術大学油画科卒業。作品に「わかったさんのおかし」シリーズ、「かいぞくポケット」シリーズ、「まほうつかいのレオくん」シリーズ、「わたしまじょですマヤイです」シリーズ(以上、あかね書房)、「ドラゴンまるのぼうけん」シリーズ(岩崎書店)、「とっぺん」シリーズ(ひさかたチャイルド)、「きせつのえほん」シリーズ(絵本塾出版)などがある。

手紙がつなぐ、友情物語シリーズ「クジラ海のお話」シリーズ7作目は『おいらプカプカ、ラッタッタ島に帰ろかな』。読み終わるころにはシリーズ全て読破したくなる面白さ!

  • おいらプカプカ、ラッタッタ島に帰ろかな

    出版社からの内容紹介

    お互いを知りたいという好奇心をもっての手紙のやりとりで、知らないもの同士が友だちになった『ぼくはアフリカにすむキリンといいます』(ドイツ児童文学賞受賞)から始まった、手紙がつなぐ友情物語シリーズ「クジラ海のお話」の7作目は民宿コンブ荘の主プカプカが主人公。
    手紙ブームのクジラ海にオープンした郵便局は大忙しで(局長サメ次郎の話は『ぼくは気の小さいサメ次郎といいます』)アルバイトを募集します。民宿が暇なプカプカは、仕事のできるタコの事務員「おく とーぱす氏」のもとで働くことに。茶飲み話で家族の話題になり、訳あってふるさとラッタッタ島を出てきたプカプカは、ちょっと複雑な気持ちになります。それを察したおく氏、そして自称「プカプカの親友」という配達員のザラシーたちが協力して、プカプカをラッタッタ島に里帰りさせようと計らいます。大事な役割を果たすのは手紙です!

「クジラ海のお話」シリーズ

この書籍を作った人

高畠 純

高畠 純

1948年愛知県名古屋市生まれ。愛知教育大学美術科卒業。「だれのじてんしゃ」(フレーベル館刊)でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞。 他に「ペンギンたんけんたい」「オレ・ダレ」「オー・スッパ」(以上講談社刊)、「だじゃれすいぞくかん」「おとうさんのえほん」(絵本館刊)などの作品がある。

本好きさんの共感度高し! 図書館にいるふしぎなアリ『モジモジばあは、本のおいしゃさん』なので本の扱いは大切に

  • モジモジばあは、本のおいしゃさん

    出版社からの内容紹介

    ある日、はたらきアリのアントンとアンティは、迷い込んだ図書館で奇妙なアリのおばあさん、もじもじばあに出会う。もじもじばあは、くたびれた本をみつけて、本を元気にしているというのだが、その方法はとてもユニークで…

この書籍を作った人

仁科 幸子

仁科 幸子

山梨県生まれ。多摩美術大学立体デザイン科卒業。メキシコ国際ポスタービエンナーレ展、ADC賞、スイスグラフィスポスター展ほか、多数入選。著書に、絵本『クモばんばとぎんのくつした』『よるがきらいなふくろう』『ゆきのこうま』『MOON森のたからもの』『おなかをすかせたドラゴンとためいきゼリー』『星ねこさんのおはなし〜ちいさなともだち』(ひろすけ童話賞受賞)、童話「ハリネズミとちいさなおとなりさん」シリーズなどがある。

ちいさなこねずみくんと、ちょっぴり不気味なフクロウとのやり取りにハラハラ! 手に汗握る展開が次々おしよせる『こねずみくん、ききいっぱつ!』

  • こねずみくん、ききいっぱつ!

    出版社からの内容紹介

    こねずみくんは、森で、
    おじいちゃんをさがしていました。
    するとフクロウがやってきて、
    おじいちゃんの居場所を教えるから、
    うちに来て一緒に食事をとろうと誘います。

    フクロウの家で、こねずみくんは、
    行方不明になった友だちや
    親せきのめがねが、
    引き出しにしまってあるのを見つけました。
    みんな、フクロウに食べられちゃったんだ…。
    その日の真夜中、ネズミ一族が集まる
    ダンスパーティが開かれるのですが、
    こねずみくんは、そのことをフクロウに教えてしまったのです。

    みんなが危ない! 
    こねずみくんは、みんなに危機を知らせようと、家路を急ぎますが、
    途中でさまざまなアクシデントがおこって…? 

    こねずみくんが危機を乗り越えて、成長していく姿を描く、ハラハラドキドキの物語。

キラキラ大好き! プリンセス大好き! バレリーナにあこがれる子、必読『アミとミアのプリンセス・ドレス にじの国のきらめくバレリーナ』

  • アミとミアのプリンセス・ドレス にじの国のきらめくバレリーナ

    出版社からの内容紹介

    アミとミアのドレスショップにやってきたのは、にじの国のプリンセス、ナナ。ナナは、たいせつなバレエのぶたいで、主役にえらばれたのです!ゆめのぶたいで着るチュチュを、アミとミアにおねがいしにやってきました。
    ところが、ナナにぴったりなチュチュがなかなかできなくて……。
    アミとミア、ナナは、空のまじょにチュチュの布をもらいにいくことに!
    3人の勇気とゆうじょうで、さいこうのチュチュを作ることができるかな?

    おしゃれになれるコラムもあるよ!

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