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絵本ナビのクリスマス2015

絵本ナビ編集部

2015/11/04

おはなし会におすすめ絵本@【クリスマス】

おはなし会におすすめ絵本@【クリスマス】

さあ、おはなし会にもこの季節がやってきましたよ。クリスマス。
1年のうちでも最も力が入る時期かもしれませんね。プログラムの中に1、2冊はクリスマスのお話を入れたいところ。さてどんなお話を入れようかしら?と迷われている方に、クリスマスを伝えたり、クリスマス気分を盛り上げる絵本のうち、とくに読み聞かせに使える絵本をピックアップしてみましたよ。
●キラキラカバーのクリスマス絵本!(2〜3歳におすすめ)

ツリーさん ツリーさん」 作:新井 洋行 出版社:講談社

今日は楽しいクリスマス。「ツリーさん」のもとには、さまざまなオーナメントが集まってきて、クリスマスツリーらしく、どんどんにぎやかになっていきます。
でも、何かが足りない気がして、ツリーさんとオーナメントたちが首をかしげていると……?

作者は、『れいぞうこ』や、『どっちのてにはいっているか?』など、アイデアが秀逸なボードブックを多数発表している新井洋行さん。『ツリーさん』は新井さんが得意とする低年齢向けの絵本で、「クリスマスツリー」が主人公。 最初の場面では、ただのもみの木であった「ツリーさん」に、さまざまなオーナメントのキャラクターが次々とくっついていきます。
「ツリーさん」は、徐々にクリスマスツリーらしく、にぎやかになっていき、最後には驚きのオチが待っている……という内容。 小さい子でもクリスマスを楽しめるシンプルな絵本。 「ツリーを飾り付ける楽しさ」が伝わってくる、心温まる一冊です。

● 穴あきしかけの効果抜群、楽しさ最高(3〜5歳におすすめ)

まどから おくりもの まどから おくりもの」 作:五味 太郎 出版社:偕成社

サンタクロースさんがみんなのおうちへプレゼントを届けます。窓の外から見える様子で誰の家なのかを推測して窓からプレゼントを投げ入れます。ねずみさんにはしゃれたながぐつ、ねこさんにはかわいいリボン・・・
あれれ?でもなんだか変ですね。サンタさんに見えた様子と、家の中の様子はだいぶ違うようですよ・・・それでも最後はみんな大満足。よかったね。

五味太郎さんのしかけ絵本です。窓の形に空いた穴から次のページの絵が見えるのですが、次のページを開いてみると窓から覗いたときには想像できない絵が現れます。サンタさんがプレゼントを投げ込むたびにだんだん心配になってくるのですが、あたたかいラストシーンに思わずほほえんでしまいます。 
必要最小限の文章が読み手の想像力をかきたててとても楽しく、完成度の高い絵本となっています。

● クリスマスったら クリスマス なんといっても クリスマス…(3〜5歳におすすめ)

めがねうさぎのクリスマスったらクリスマス めがねうさぎのクリスマスったらクリスマス」 作・絵:せな けいこ 出版社:ポプラ社

「めがねうさぎ」シリーズ、うさこのクリスマスの絵本です。
うさこは冬がだいすき。そしてクリスマスがだーいすき! 今年もクリスマスを楽しみにしています。
森でツリーにするモミの木をとってきたうさこ。なんとその木には、小さくなって昼寝をしていたおばけがいたのです。
そんなことちっとも知らないうさこは、ごちそうを食べてごきげんでベッドに入ります。
サンタさん早く来ないかなあ。

そのころサンタさんは……?
くまさんの家で、こぐまのためのグーグージュースをうっかり飲んでしまい、ぐっすり眠っていました。
困ったかあさんぐまから電話がきて、それを知ったうさこは「まあたいへん、すぐいくわ!」
横で話を聞いていた小さいおばけも「ぼくもいくよー。」
さあ、眠ってしまったサンタのかわりに、だれがプレゼントをくばるの……!?

♪クリスマスったらクリスマス なんといってもクリスマス……♪
かわいいうさこの歌がくせになりそうな絵本。
おばけが突然出てきても、なんだかかわったひとだけど、親切そうだからまあいいわ、と、のんきなうさこは相変わらずです。
うさこはさいごに、ちゃんとプレゼントをもらえたのでしょうか?
「めがねうさぎ」シリーズらしいオチがちゃんと待っていて、ファンはくすっと笑ってしまいますよ。
「いやだいやだの絵本」などのあかちゃん絵本で、ユーモアあふれる独特の貼り絵にふれ、せなけいこさんを知ったという方も多いのではないでしょうか。
カラフルで愛らしい貼り絵は、クリスマスシーンにもぴったり!
幼い子から大人まで、ぎゅっととらえてはなさない、せなけいこさんの不思議な世界を体験してくださいね。


(大和田佳世  絵本ナビライター)

● ぐりとぐらが雪の上に見つけた大きな足あとは…!?(3〜6歳)

ぐりとぐらのおきゃくさま ぐりとぐらのおきゃくさま」 作:中川 李枝子
絵:山脇 百合子
出版社:福音館書店

おなじみの「ぐりとぐら」のシリーズです。今回は、ぐりとぐらがあしあとを見つけたところからお話しが始まります。
「誰のあしあとだろう?」「どこまで続くのかな?」ってぐりとぐらと一緒にドキドキ、わくわくしながらお話しが進みます。家に着いてからの「○○を掛けようとすると・・・」というくり返しは、子どもたちが喜ぶパターンです。
動物たちとケーキを食べるところでは、ぞうやライオン、かめやかたつむりたちもいて楽しそうな様子が伝わってきまよ。また、雪遊びをするぐりとぐらのマント姿はとてもかわいいです。
お話しの中に「サンタクロース」という言葉は最後まで出てきませんが、とても楽しいクリスマスのお話です。


● くりかえしの展開は、読み聞かせにぴったり!(5〜6歳におすすめ)

おおきいツリー ちいさいツリー おおきいツリー ちいさいツリー」 作・絵:ロバート・バリー
訳:光吉 夏弥
出版社:大日本図書

もうすぐクリスマスがやってきます。キラキラ輝く町のイルミネーションも素敵だけれど、おうちに飾るクリスマスツリーって、特別な存在ですよね。

ウィロビーさんのお屋敷に、トラックでツリーがとどきました。青々とした、見たこともないくらい大きなツリー。さっそく大広間に飾りますが、あれあれ、大きすぎて天井につっかえてしまいます。執事のバクスターが木の先っぽをおのでばっさり。ちょうどいいサイズになりました。

切られた先っぽは、小間使いのアデレードへのプレゼントに。アデレードの部屋に飾られたツリーはちょっぴり大きくて、はさみで先っぽをちょきん。その先っぽを庭師のチムが見つけて……。

今度は誰が拾うのかな? 自分のおうちにちょうどいいサイズにするために切られたツリーの先っぽが、見つけた人や動物たちの特別なクリスマスツリーになっていくようすは、まるで魔法のよう。なんとも楽しい気持ちになります。

そしてツリーがおうちにやってきたらどんな飾りつけをしましょうか。みんなのおうちをちょっとのぞいてみましょう。
金や銀のきらきらしたものや、鈴や、はちみつのお菓子や、ポップコーンを糸でつないだものや、チーズで作ったお星様! なんとも素敵なアイディアが満載です。それぞれのおうちのクリスマスの飾りつけもかわいらしくて、見どころのひとつ。

み〜んな笑顔で幸せなクリスマス、いいですね。クリスマスを待ちながら、楽しみに読みたい一冊です。


(光森優子  編集者・ライター)

小さな子でも楽しめるクリスマス絵本を中心にご紹介してみました。クリスマスの由来のお話などもいいですね。まだまだおすすめの作品はたくさんあります。チェックしてみてくださいね


絵本ナビ編集部

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