公立小・中学校で40年、養護教諭として勤めた筆者が衝にち保健室があったらと、自宅の一室に開いた〈川中島の保健室〉には、さまざまな悩みを抱いた子ども・若者や保護者たちがやってきます。
体のこと、性のことに好奇心いっぱいの小学生、いじめや人間関係に悩む中高生、子どもの自慰にとまどう保護者。学校を中退し、まちかど保健室登校する10代、恋愛や妊娠の心配を、親には話せないと電話してくる20代。パートナーとの関係を見つめ直したい中高年・・。
保健室ならではの寄り添いと励まし、情報や人のつながりを得て一人一人、自分らしく、元気を取り戻していきます。
ライフワークである性教育を中心に据え、学びと連携に支えられた〈川中島の保健室〉の実践を綴ります。
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