「数楽工作倶楽部」とは,工作を通じて体験的に数学を学ぶことを目的として,筆者を中心として行われてきた課外活動である。本書ではその活動をベースに,多面体をモチーフにした造形を題材にして,「美しい造形には美しい数学的構造が隠されている」,「美しい造形を具体化するために,道具としての数学が不可欠である」という数学の魅力を,紙工作の体験を通じて学んでいく。紹介する多面体には,それぞれ工作の手順が掲載されており,多面体の数学的な性質を理解してから制作するという順ではなく,まず多面体を実際に作ってみて,それを眺めながら,性質を理解していくことができる。
巻末の付録には,そのままコピーして使用できる設計図を掲載している。
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