ロッソはねこ町のねこ中学一年生。
人見知りでうまく話せない、そしてみんなと違う「赤毛」のロッソ。
ねこ中で一番の不良ねこ ヤンキに目をつけられちゃった。
「やめろ! やめろ!」って言いたいけど
むねがふるえて声にならない。心の中で叫ぶことしかできない。
でもヤンキが学校さぼったある日、ミッケが声をかけてきた。
「助けたら自分もいじめられちゃうかもってこわくて何もできなかった」
初めてちゃんと話しかけてくれた。じわじわゆうきがわいてきた。
――これはロッソが少しだけ自分を好きになれるようになるお話。
人見知りのロッソが友だちにおはようって
笑顔で言えるようになるお話。
* * * * * *
『やめろ』と言える勇気を子どもたちみんなに与えたい。
こう言って、ある日、つっちょさんは校長室を訪ねてきました。
元麹町中学校校長/横浜創英中学・高等学校校長
工藤勇一
続きを読む