経済のグローバル化や情報技術の進歩によって社会はより複雑になっており、生活の全体を理解することはますます難しくなってきています。それにもかかわらず、科学は物事を切り分けて分析することで精一杯で、それらから得られた細かい知見を統合することからはますます遠ざかりつつあります。
ライフデザイン学は、そうした科学の状況を憂い、破片化する知見を一定の価値観の下で総合しようとする試みです。
本書は、現在の世界が進んでいる方向に疑問を呈し、別の方向を模索するいくつかの思想に基づいた1つのモデルの提示です。
読者があるべきライフスタイルを構想する際の参考になれば幸甚です。
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