おやおや、この電車、いったいどこを走っているのでしょう?
「まもなく、カーテンレールのでんしゃが はっしゃ いたしま〜す!」
どこかで見たことのある景色……と思ったら、電車が走っているのは、なんとお部屋の中のカーテンレール。カーテンレールを走る電車だなんて、ありそうでなかったこの発想!
たしかに“レール”なのですから、電車が走っていてもおかしくないかもしれませんね。
出発するのは、「ふるどけいまえ」駅発、「ツリーハウス」駅行きの電車。
朝日がのぼり、やがて日が沈むまで。
時間に合わせてカーテンを開けたり閉めたりしながら、電車は部屋の中をぐんぐん進んでいきます。
各駅に到着すると、そこには小さな人たちがたくさん! 釣りを楽しんだり、お風呂に入ったり、駅ごとににぎやかで楽しそうな光景が広がります。「かみだな」駅や「かんきせん」駅には、ふだんはなかなか出会えない方々も登場して、どこか豪華でめでたい雰囲気も!
子どもたちと一緒に読めば、「ここ見て!」「こんなのがいるよ!」と、発見したことを次々に教えてくれそう。1ページごとに見どころがたっぷり詰まっているので、電車のスピードは少しゆっくりめがおすすめです。
そして、さらなるお楽しみがもうひとつ。
実は、どのページにもサンタさんが隠れているのだそう。物語を味わいながら、ぜひサンタさん探しにも挑戦してみてくださいね。
身近な場所から想像の世界がどこまでも広がる、クリスマスシーズンにぴったりのワクワクが詰まった一冊です。
(秋山朋恵 絵本ナビ編集部)
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