口の世界へようこそ。
今日もおいしいごはんをおなかいっぱい食べましたか?
大好きな人たちといっぱいおしゃべりしたでしょうか?
どちらも口が大活躍したことでしょう!
口が、あなたの素敵な毎日を支えてくれているのです。
いつでもそこにある口について、
まじまじと思いを巡らせる機会はないのではないでしょうか。
でもね、人間は口を使って食べないと生きていけません。
それに、しゃべるのだって社会生活を送るには大切です。
ほかにも、呼吸をするのにだって口は使いますし、
楽器を吹くとき、歌を歌うとき、
風船をふくらますときにも大活躍!
ほら、口がとっても大切なものに思えてきたでしょう?
口ってどうやってできたの?
舌はどんなふうに味を感じているの?
むし歯になるのはなぜなんだろう?
なんで声って出るんだろう?
動物の口って人間とちがうのかな?
歯ブラシはどうしていまのかたちになったんだろう?
こんな素朴な疑問を解き明かすだけでなく、
人間がまるごと入ってしまう大きな口をもつほ乳類のこと、
口の中で子育てをする魚のこと、
さらには、しゃっくりが
半世紀以上とまらなかった人がいたことや、
世界には口笛で会話をする人たちがいること…。
この本で、あらゆる口のひみつを知ることになります。
あるひみつはみごとなしくみであなたを感服させ、
またあるひみつはふしぎさであなたをあっと驚かせます。
読み終わるころには、「口ってすごいんだよ!」と
誰かに話さずにはいられないはずです!
本書は楽しい鮮やかな写真を用いながら、
口のしくみやはたらきを、
人体、動物学、歴史、社会、心理など、
関連するさまざまなトピックで簡明に解説していきます。
7〜9歳以上のかた向けですが、
中高生や大人でも十分に発見のある、
知識本的内容になっています。
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