『二都物語』は、『クリスマス・キャロル』などで有名なイギリスの作家、チャールズ・ディケンズによる、全3巻からなる長編小説。本作品はその第一部にあたる。
フランス革命前後の出来事を描かれており、物語は、ロンドンとパリという二大都市におけるフランスから亡命した貴族のダーニーと、生き写しの英国人カートンの二人の男性と、無罪の囚人であった父と再会したルーシーという女性が紡ぎ出す激動のドラマである。
本作にあたる第1部「マネット父娘の再会」は、1775年から1780年までの出来事が描かれている。
テルソン銀行の銀行員ジャーヴィス・ローリーは、17歳の少女ルーシー・マネットとフランスへ向かった。そこで彼らは、18年間もの長き間、バスティーユ牢獄に投獄されていたルーシーの父アレクサンドル・マネット医師と再会する。
精神を病んだマネット医師は、靴作りに没頭していたのだが、娘と共にイギリスへ帰ることで回復していく。
一方、フランスから亡命した貴族チャールズ・ダーニーは、スパイの容疑で裁判にかけられるのだが、弁護士シドニー・カートンの助けで無罪となる。ダーニーとルーシーは恋に落ち、生き写しのようなカートンもまたルーシーを愛していたのだった…。
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