はないろもめん(21分)
青く染めてある花色木綿は、安くて、強くて、暖かいので、上等の布の絹・紬などの裏に付けて、着物が傷むのを防いでいました。
この花色木綿で大笑いの騒動になりますが、話の舞台になっている長屋は、狭い家がつながっていて、貧乏な人達が住んでいることが多かったそうです。
貧乏な主人公が、長屋を借りている家主さんに言い訳をする場面がおもしろく、「こんな人だったら、一遍、会ってみたい」という気にもなるでしょう。
落語に出てくる人間は、悪いことをしても、かわいくて、憎めないのが不思議です。
なつのいしゃ(19分)
外国のむかし話に、よく似た話があるそうですが、たしかに外国の方が大きいヘビはいますし、けわしい山もあるでしょう。
この落語に出てくる「チシャ」という野菜は、焼肉屋に行くと、焼肉と一緒に食べることが多い菜っ葉で、「チサ」とも言います。
このネタも「SF落語」の一つですが、大きいヘビが出てくる落語は『田能久』『苫ケ島』などがあり、どのネタに出てくるヘビも、人間の言葉をしゃべりますから、それらの落語も聞いてみてください。
どうぎり(18分)
「世の中で、こんなことがあるだろうか?」と思うような落語の代表が『胴ぎり』で、「SF落語の代表」とも言えます。
この落語は、江戸時代の本に載っているほど、古くから演じられていました。
演劇や映画にすると、とても見ていられないような残酷な世界ですが、落語の世界だと笑ってしまうのは、なぜでしょうか?
この落語を聞くと、「ナイフや包丁を使う時は、周りに気を付けて、人に迷惑がかからないようにしよう」と思います。
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