ビオトープでは、たくさんの生きものが暮らしています。
3羽のコウノトリのヒナたちは、すくすく大きくなり、1羽、また1羽と飛びたちます。
あれ、「あのこだけ とばないね…」
かつて、日本のあちこちに暮らしていたコウノトリですが、都市の発展とともに、日本の空から姿を消しました。
最後の生息地であった豊岡市では、半世紀以上にわたり、コウノトリの野生復帰に向けた取り組みが行われてきました。
水田ビオトープもそのひとつで、コウノトリや地域の生きものたちが、自然に近い環境で暮らしています。
絵本では、3人の子どもたちがコウノトリと出会い、ヒナたちの巣立ちを見守ります。
「あのコウノトリたち どうしてるかな…」
「みらいへのつばさをひろげて じぶんらしく おおきくなってくれるといいな」
コウノトリの巣立ちのストーリーを軸に、豊かな里山の風景や、自然の大切さ、子どもたちのいきいきとした成長が、あたたかなタッチで描かれています。
また、保育士や研究員、家事の分担におけるジェンダーの表現など、多様な生き方や役割のあり方を感じられる描写が、さりげなく盛り込まれています。
「ジェンダーって何?」といった質問に答えられるよう、巻末には詳しい解説付き。
ぜひ、気になる場面について子どもたちと対話しながら、すみずみまで楽しんでいただきたい一冊です。
豊岡市のオリジナル絵本「みらいへのつばさをひろげて」は、ジェンダーギャップ解消に向けた多様性教育を目的として、ガバメントクラウドファンディングによる支援を受け2024年夏に完成しました。
この絵本を全国に届けたいという多くの声を受け、巻末資料に本文英訳・英語解説を加えて出版します。
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