『おしいれのぼうけん』(童心社)、『宿題ひきうけ株式会社』(理論社)、『大きい1年生と小さな2年生』(偕成社)などの物語や、数々の評論で戦後の児童文学界を牽引してきた古田足日。2014年にこの世を去ってからもなろ、多くの子どもたちに読みつがれています。
その時代の子どもを見つめ、子どものための文学を追求し続けた古田足日唯一の全集です。
各巻は二部構成になっています。T部には古田作品をたっぷり収録。単行本未収録作品も含め、著者自身が精選した力作がそろいました。
U部の「古田足日らんど」では著名な作家による作品エッセイや読者である子どもからの手紙、幼稚園・保育園などでの実践記録、著者自身のエッセイなどさまざまな角度から古田文学を分析しています。
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