十四番目の月

ママ・30代・宮城県、男5歳　女2歳

十四番目の月さんの声

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冷え込む日には親子でパン焼き！　

投稿日：2004/11/26

おひさまパン
	作・絵: エリサ・クレヴェン訳: 江國香織出版社: 金の星社

　寒いんです。ずっとおひさまが隠れています。動物たちの表情も暗くて寒そうです。そんな仲間たちのために、パンやさんが、おひさまを作っちゃいました。心まで温かくしてくれるおひさまパンです！
　細かいところまですべてにわたって表情豊かに描かれている絵本。我が家のこどもたちはすぐに魅入られ、毎日毎晩読んで読んでとせがまれました。そのうちにすっかり覚えてしまい、今では文字も読めないのに、2歳の娘はひとりで声に出して読んでいるほどののめりこみよう。
　裏表紙はおひさまパンのレシピ。さっそくこどもたちと生地をこねました。金色のベタベタした生地がだんだんすべすべツヤツヤになってゆくのがとても気持ちよく、クセになりそうで。冷たい雨の続く日は、決まって子どもたちが「おひさまパン作ろっ！」って言うんです。

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コドモゴコロの代弁者　

投稿日：2004/11/26

ふくろうくん
	作: アーノルド・ローベル訳: 三木卓出版社: 文化出版局

あぁ愛しのふくろうくん！「がまくんとかえるくん」シリーズ愛読者の方も、そうでない方も、必読！　絵が少ないけれど、2歳の我が家の娘でも大のお気に入りです。
　ひとり暮らしのふくろうくんは、正直で、やさしくて、寂しがりやで、お人よし。いろんな事件が起きます。感受性豊かなふくろうくんですから、どんなことも事件になってしまうのです。外を吹き荒れる北風に、どこまでもついてくるお月さまに、抱く友情。なみだでお茶がわかせるかしら、1階と2階をどっちも一度に見られるかしら、と思ってみる好奇心。布団の下に隠れているこのモンスターは一体なに？！とこわがる想像力。どれもこれも、小さな子どもなら誰にも覚えのある気持ち。子どもたちはもちろん、ふくろうくんにシンパシィを感じるはずです。
　もっともっと読みたいなぁ。続編はないのかしら…。
　

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