〈絵描きは何でも勉強です──日本画・花鳥画の大家が語る作品制作の現場と周辺〉
〈祖母・松園、父・松篁、そして自身の歩みを語り、日本画の明日を想う〉
現代の日本画・花鳥画の代表的作家として活躍中の上村淳之画伯が語る、貴重な証言・提言を集めた一書。故郷・京都の伝統文化に寄せる想い、鳥に囲まれて暮らす奈良の自邸・唳禽荘(れいきんそう)での制作余話、また日本画の巨星である祖母・松園、父・松篁との豊富なエピソードなど、はんなりとした京ことばで、時には舌鋒鋭く、自由に語った一言一句を余さず収録。画伯と相対するかの如く含蓄に富む内容は、日本画を制作、愛好、また研究する人々の心に響き、日本画の伝統に対する真摯な想いに溢れています。カラー頁では自身の代表作と、松園・松篁の作品も収録。
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