3つのお話が入っています。 「ぬいぐるみの涙」子どもたちに相手にされなくなったぬいぐるみたちは、町を出ていきますが、生まれかわる夢を見て、やさしさの種を育てる役割を思い出します。 「青い天国へ行った猫」老いて疲れた猫はソファーに乗り、空を飛んで天国へ行きます。いったい猫の天国とは、どんなところでしょう。 「すてられた洗濯機」全自動の洗濯機を買った家族に見放された古い洗濯機は、赤ちゃんのいる家族に拾われ、働き者として大活躍します。
子育てを終え
人生の最終章に向けて
日々こころ穏やかに過ごしたいと願いながら
大好きな絵本をよく読んでいます。
何気なく選んだ1冊ですが
1冊の中に
3作品 短編集のような絵本です。
絵本にしては やや長めの文章ですが
読みながら 右ページの絵を見て
絵も静かに物語っているような印象を受けました。
ぬいぐるみ
猫
洗濯機
それぞれの人生の最終章の気持ちを物語っています。
決して暗いお話ではなく
それぞれの置かれた立場、役割を全うしようとしています。
その点では前向きな作品だと思えます。
私の年齢にはピッタリの作品集でした。
いのちのたいせつさ、
最後まで大切に生きるということを
感じさせてくれました。
少しむつかしく感じられるかもしれませんが
年齢とお子さんに合わせて
読んでみてはいかがでしょうか。 (koyokaさん 50代・じいじ・ばあば )
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