ギトはかんがえます、わたしだけが「世界」なの?
……子どものこころの歩みを、音楽のように目で聴く、絵物語。
コギトは、目をさますと、さっそく探険をはじめました。むこうがわにいけば、ほんとうのことがわかる。
やがて、ぜんぶを、みつけます──「わたしが世界で、世界がわたしだ!」 大発見でした。
でも?、なにかがゴツン! わたしだけが、世界ではなかった! コギトの人生、はじまりました。
世界とであい、「ひと」とであう。みずみずしい「生きること」のはじまりを歌う、イギリスの気鋭の絵本作家、ディーコンとシュワルツの創成物語。
前作『ぼくは むくどりのヘンリー』(ぷねうま舎刊)につづく、ちいさな哲学者のためのおはなし。
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