安全な場所を求めて、長い長い旅をする難民の子どもが、故郷の家を思い出して考えます。魔法でおうちを小さくして、手で持っていけたらいいのに。あるいは、おうちに足が生えて、いっしょに来てくれたらいいのに。そしてどんなに怖いことが起こっても、おうちが守ってくれたらいいのに・・・。
ウクライナ難民との交流から生まれた絵本。一度にすべてを奪われた難民の子どもたちの物語。彼らが再び「ふつう」の生活を取り戻せるように、せめて避難先では暖かく受け入れてあげたい──そんな気持ちにさせてくれる作品です。
★★★2024年度ボローニャ国際絵本原画展ファイナリスト選出作品★★★
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