津波にさらわれた土地に、また花が咲く。被災地閖上を愛する「無名のおじさん」による復興までの記録。宮城県名取市閖上は海抜が低く、東日本大震災後の津波で壊滅的な被害を受けました。それでも土地のかさ増しを行い、また家を建て、復興してきています。震災後まもない閖上、思い出の閖上、復興に向かう閖上それぞれのシーンを切りとった一冊です。「2011年の被災後、40日目に私は被災地閖上の町に入った。まったく変わってしまった町の姿はまるで悪夢を見ているようであった。その後、その年のうちに何度か閖上を訪れ、2019年まで毎年のように一度は必ず閖上を訪れ、復興の状況を見届け写真に撮ってきた」(本文より)
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