絵本紹介
2023.03.16
「バンバン バンバン バンソウコウ」。貼って、はがして、また貼って。毎月発売される新作絵本の中から、絵本ナビが自信をもっておすすめする「NEXTプラチナブック」。今回ご紹介する絵本は、『バンバンバンバンバンソウコウ』。なんだかおまじないみたいな、このタイトル。いったいどんな内容なのでしょう?
NEXTプラチナブックとは…?
絵本ナビに寄せられたレビュー評価、レビュー数、販売実績など、独自のロジックにより算出された人気ランキングのうち、上位1000作品を「絵本ナビプラチナブック」として選出し、対象作品に「プラチナブックメダル」の目印をつけてご案内しています。
そして、毎月発売される新作絵本の中からも、注目作品を選びたい! そんな方におすすめするのが「NEXTプラチナブック」です。3か月に一度選書会議を行い、「次のプラチナブック」として編集長の磯崎が自信を持って推薦する作品を「NEXTプラチナブックメダル」の目印をつけてご案内します。
子どもたちが毎日元気に過ごしていると、きっとどこかでお世話になるのがバンソウコウ。
傷を治したい子はもちろん、バンソウコウが貼りたくて仕方がない子も、バンソウコウが苦手な子も。
とにかくこの絵本で、一回一緒にバンソウコウと踊ってみて!
いとうひろしさんの最新作は、ひたすらに明るい「バンソウコウ」の絵本。バンソウコウの歌をただただ歌う絵本。声に出して読んでみれば、この楽しさがすぐに実感できるはず。バンソウコウあるあるや、思うままにバンソウコウを貼って楽しむ子どもたちの姿も見逃せません。絵本から生まれた歌もあるみたいですよ!(帯にまかれたQRコードから聞けます)。さあさあ、いたいところはないですか?
バンソウコウがやってきた!?
「バンソウコウって言ってるだけで、何がそんなに面白いの?」それが面白いのです。読んでみて驚くのです。何度もバンソウコウって、大きな声で言っているうちに、バンソウコウってなんだっけ? ってなってくるのも楽しいのです。あちこち貼るだけ貼って、バンバン歌って、元気になれば、それはもうバンソウコウも喜ぶってもんですよね。さて、どんな時に読んでみようかな。毎日の生活の中でも活躍してくれそうな一冊です。
この書籍を作った人
1957年東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業。独特のユーモラスであたたかみのある作風の絵本・挿絵の仕事で活躍中。おもな作品に 「おさるのまいにち」シリーズ(講談社刊、路傍の石幼少年文学賞受賞)、「ルラルさんのにわ」シリーズ(絵本にっぽん賞受賞)「くもくん」(以上ポプラ社刊)、「あぶくアキラのあわの旅」(理論社刊)、「ごきげんなすてご」シリーズ、「ふたりでまいご」「ねこと友だち」「マンホールからこんにちは」「アイスクリームでかんぱい」「あかちゃんのおさんぽ@A」「ねこのなまえ」(以上徳間書店刊)など多数。「ふたりでまいご」の姉妹編、「ふたりでおるすばん」が徳間書店から11月に刊行予定!
磯崎 園子(いそざき そのこ)
絵本情報サイト「絵本ナビ」編集長。著書に『はじめての絵本 赤ちゃんから大人まで』(ほるぷ出版)、『ママの心に寄りそう絵本たち』(自由国民社)、監修に『父母&保育園の先生おすすめの赤ちゃん絵本200冊』『父母&保育園の先生おすすめのシリーズ絵本200冊』(玄光社)がある。