世界の国からいただきます!
- 監修:
- 岡根谷 実里
- 出版社:
- 徳間書店
出版社エディターズブログ
2025.06.20
「この本を書いた人に会いたいな」
大好きな絵本に出会ったとき、気に入った物語を読み返しているとき、そんな夢を抱いたことはありませんか。わたしは『世界の国からいただきます!』に携わって以来、いつかこの著者に会いたいと思うようになりました。だって、絵本からあふれでてくる世界の食への情熱がすごいんです。
絵本なのに、まるで図鑑のように知識が詰まっていて、ページをめくるたびにさまざまな国々の食べものの物語に出会える本。翻訳監修者としてのわたしの仕事は、原作が日本語で正しく表現できているか確認し、表現を調整していくことだったのですが、その役割を忘れて、はじめて知る食べものの話に興奮しっぱなしでした。だからいつか、この本の著者に会いたいと思っていました。
その夢が叶ったのが、2023年の終わり、真冬のこと。わたし自身の活動である「台所探検」でポーランドを訪れることになり、その際に会えることになったのです。それも、「よかったら一緒にピエロギを作らない?」といううれしい提案まで。
ピエロギというのは、ポーランドの代表的な料理で、餃子のように皮に具材を包んで作ります。『世界の?』のポーランドのページで紹介されていたのが、まさにこのピエロギ。大好きな本を書いた人たちと、本の中の料理を一緒に作れるなんて! 夢のような話にうきうきして、真冬のポーランドに向かったのでした。
出版社からの内容紹介
『マップス』の著者による
世界の食べものの本、待望の刊行!
どんなものを食べていて、
背景にはどんな歴史がある?
世界26か国の食文化を
詳しく紹介する
大判絵本。
各国2見開きを使って、
国の歴史と、食文化の特徴を
わかりやすく説明。
代表的な食材や料理など、
さまざまな食の話題をとりあげる。
インドのスパイス、
ドイツのソーセージなど、
日本でもなじみのある食材のほか、
ノルウェーの
トルフィスク(干しダラ)、
ブラジルのガラナ、
エチオピアの主食インジェラなど、
日本ではなかなか口にすることのない
食べものの情報も満載。
ユダヤ教の祭日に食べる
イスラエルのお菓子ハマンタッシェンの
由来や、
アルゼンチンのガウチョの
食生活のひみつといった、
宗教や文化に関わる
トピックもたっぷり。
各国2つ以上レシピも掲載。
日本語版監修は
「世界の台所探検家」岡根谷実里。
掲載国:
トルコ、イラン、イスラエル、
中国、日本、インド、ベトナム、
インドネシア、
アメリカ合衆国、メキシコ、
ペルー、ブラジル、アルゼンチン、
ノルウェー、ドイツ、ポーランド、
ロシア、ハンガリー、スペイン、
フランス、イタリア、ギリシャ、
モロッコ、エジプト、
ナイジェリア、エチオピア