絵本ナビホーム  >  スペシャルコンテンツ  >  インタビュー  >  ダヤン誕生30周年 『だいすき ベベダヤン』池田あきこさんインタビュー

ダヤン誕生30年を記念して開催される「池田あきこ原画展」

───先ほどからお話に出ていますが、今年はダヤン誕生30周年ということで、大規模な原画展を予定しているんですよね。

原画展は2013年3月13日に東京での開催を皮切りに、全国を巡回する予定です。今回、3つのテーマを設けていて、ひとつは原画展のタイトルでもあるダヤン誕生から今までを振り返る「30年の軌跡」。もうひとつはライフワークでもあるボルネオの森を守る活動、「Save the Forest」をテーマとした作品「森の音」。3つめは私が長年描きたいと思っていた、だまし絵やあべこべの絵でダヤン達とわちふぃーるどを表現した「わちふぃーるどのラビリンス」。このテーマにそった作品以外にも、トリックアート的な立体作品や私にとって創作の原点である革と絵のコラボなど、体感して楽しんでもらえる企画も沢山予定しています。


インタビューを行った時は、原画展準備の真っ最中!

原画展に並ぶ作品のダミーや小物の一部を見せていただきました。

───ベベダヤンでダヤンを知った子ども達も、楽しめる原画展になりそうですね! 最後に『だいすき ベベダヤン』の魅力、メッセージをお願いします。

『だいすき べべダヤン』で描きたかったのは、ベベダヤンの持っている小さな勇気なんです。それは絵本でハートという形ある描き方をしていますが、形のあるものではなく、ベベダヤンがはりねずみの子を守ろうとして、自分の危険も顧みずに飛び出していくような、小さな勇気を持つことの大切さを感じてもらえたら嬉しいです。ダヤンとベベダヤンは天性のちょっとおせっかい的なところが似ています。ダヤンを探しに旅しているベベダヤンの世界が、絵本を通してまた新しく広がっていけばいいなと思います。

───また続きが知りたくなっちゃいますね(笑)。
ありがとうございました!原画展にもぜひ遊びに行かせていただきます。

池田あきこさんのアトリエの一部を見せていただきました。


いつも絵を描いている机と、参考資料が沢山詰まった本棚。


作品に使った下絵なども棚にしまってあります。


絵本ナビのために直筆でメッセージを描いていただきました!!

(編集協力:木村春子)

お知らせ

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池田 あきこ(いけだあきこ)

  • 東京吉祥寺生まれ。1984年より革小物専門店「わちふぃーるど」をオープン。猫のダヤンが人気のキャラクターとなる。1988年、ダヤンを主人公にした絵本『ダヤンのおいしいゆめ』(ほるぷ出版)で絵本作家デビュー。主な著書に、絵本『コレクションブック」シリーズ、読み物「ダヤンの長編ファンタジー」シリーズ(以上、ほるぷ出版)、『わちふぃーるどの祭り詩』『トリポカの謎』『ダヤンの小さなおはなし』『ダヤンと銀の道』『ダヤンのアベコベアの月』『わちふぃーるど大図鑑』『新わちふぃーるど大図鑑』(以上、白泉社)、『蓼科日記』『池田あきこのねこ話』『ダヤンのお祭りの本』(以上、中央公論新社)、『ダヤンの不思議な毎日』(主婦と生活社)など。また、作品の原画は河口湖木ノ花美術館で常設展示されている。

作品紹介

だいすき べべダヤン
だいすき べべダヤンの試し読みができます!
作:池田 あきこ
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作:池田 あきこ
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作:池田 あきこ
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