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絵・文: 川浦 良枝  出版社: 白泉社 白泉社の特集ページがあります!
お正月、節分、夏祭り...季節に縁のある遊びに触れながら、親子で楽しめる日本の行事をご紹介。

連載

かこさとしさん90歳おめでとう! 記念連載 かこさんを囲む人たちインタビュー

2016/07/28

【連載】第4回 瑞雲舎 井上富雄さんインタビュー

【連載】第4回 瑞雲舎 井上富雄さんインタビュー

今回、お話を伺うのは瑞雲舎の井上富雄さん。かこさんとは、『どうぐ』の復刊や「土木の歴史絵本」シリーズなどで、長くお仕事をされてきました。2013年に出版した『<新装版>だるまちゃんとりんごんちゃん』のお話を中心にかこさんとの思い出、かこさんの魅力についてお話しいただきました。
●長野県飯田市の人形劇フェスタで、子どもたちと「えほんをつくる」と約束
――  瑞雲舎さんでは、『<新装版> だるまちゃん・りんごんちゃん』を出版されています。多くの人たちに愛されている「だるまちゃん」のちょっと変わったおはなし。この作品を出版するに至った経緯を教えてください。

2000年夏、長野県飯田市の人形劇フェスタを観た先生が、子どもたちに「えほんをつくる」と約束しました。そして出来上がったのが『だるまちゃん・りんごんちゃん』です。タイトルも「だるまちゃんシリーズ」とは区別してつけています。
まだまだ先生には「だるまちゃん」のアイデアはたくさんあるそうです。わが社の創作絵本の一冊として出版させていただいたことに感謝しています。
――  絵本の中には、いろいろなリンゴが登場して、そのバリエーションの豊富さが、さすがかこさんの作品! と思いました。 井上さんが最も感じる、この絵本のみどころを教えてください。

長野県飯田市はリンゴの産地です。だるまちゃんが、飯田のりんごんちゃんと一緒に人形劇を観にいきます。
飯田市で毎年行われている人形劇フェスタに、多くの人に訪ねて来てほしいという先生の思いを伝えたいと思います。
だるまちゃんが訪れた「りんごんむら」には、たくさんのりんごがなっています。だるまちゃんりんごも……。
―― 『<新装版> だるまちゃん・りんごんちゃん』を制作中のかこさんとのやり取りで、特に印象に残っていることはなんですか?

人形劇のシーンでは、現場の臨場感を出すために、言葉遣いを再現したり、飯田の竹田人形座の紋様を入れて描かれています。とてもいい雰囲気で、劇中劇を観ているように感じました。
原稿を先生のご自宅のある片瀬山までモノレールに乗って受け取りにいき、奥様の貴重な雛人形を見せていただきました。毎回おいしいお茶とお菓子も馳走になりました。
長野県飯田市の伝統芸能「今田・黒田人形」の人形芝居の一幕も絵本に登場します。
●子どもたちの本質を一番理解している絵本作家
――  瑞雲舎さんで出版されているかこさとし作品の中で、一番思い入れの深い作品を教えてください。

『どうぐ』です。以前、福音館書店から出版されていた「かがくの絵本」で、身の回りの「どうぐ」を、子どもにわかりやすく教えてくれます。
この絵本は、ある病院の院内学級の子どもたちから、人気の絵本なのに絶版になっているから復刊してもらいたいとの要望がありました。
さっそく加古先生にご相談したところ、是非にと快諾をいただき、復刊したものです。その後も機会あるごとに取り上げていただき、ロングセラーとして永く販売していきたい絵本です。

どうぐ どうぐ」 作・絵:加古 里子 出版社:瑞雲舎

――他社から出版されている”かこ作品”の中で、「実はこの本が好き…」という作品はありますか?

最新の絵本『出発進行! 里山トロッコ列車』です。
私も千葉県内の田舎に住んでいます。自然豊かで、食べ物も安くて美味しい、住みやすい町です。
小湊鐡道は「町おこし」のシンボルともいえるお手本したい会社です。菜の花満開のなかトロッコ列車に乗りに行きたいと思いました。
―― かこさとしさんを、一言で表現するとしたら、どんな作家さんだと思われますか?

子どもたちの本質を一番理解している絵本作家です。
―― 最後に、かこさんへのメッセージをお願いします。

90歳のお誕生日おめでとうございます。わが社が一番大変だったときに助けていただいた御恩は一生忘れません。いつまでもお元気でいてください。
―― ありがとうございました!


序章 かこさとしさんってどんなひと?
90歳にして、新作を次々と発表されているかこさとしさん。
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