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「絵本ナビ×岩波少年文庫名作フェア」開催中!絵本ナビ編集部 2016/02/03 子どもたちに明るい未来をたくしたケストナー作品の魅力とは?
子どもの頃に出会った懐かしいお話、いつかはじっくり読みたいあの名作、子どもたちにも伝えたい珠玉の作品など、いつまでも色褪せない魅力たっぷりの岩波少年文庫シリーズ。 今回、冬の読書応援企画として、「絵本ナビ×岩波少年文庫 名作フェア」と題し、 岩波少年文庫シリーズの中からどれでも3冊以上お買い上げの方 (先着100名様)に、岩波少年文庫特製ブックカバーをプレゼントとして付けてくださいました!この機会に、もう一度あの名作の世界に入り込んでみませんか? …とは言え。 「岩波少年文庫」シリーズって、300冊以上あるんです!!その中から3冊選ぶのって、なかなか大変ですよね。そこで、テーマを絞っておすすめの作品をピックアップしてみます。 参考にしてみてくださいね。 ドイツの小説家で詩人としても活躍したエーリヒ・ケストナー。第二次世界大戦前後に暗い時代にあっても、子どもたちに明るい未来をたくしながら次々に発表された児童文学は、『エミールと探偵たち』『点子ちゃんとアントン』『飛ぶ教室』『ふたりのロッテ』など、今も映画化されたりミュージカルなどで演じられたりと、世界中の多くの読者に愛される作品がたくさんあります。
● 強い意思と子どもたちへの温かい眼差しを感じるケストナー作品
ユーモアあふれるお話の中にも、涙を誘う物語の底にも、どの作品にも共通して人生の真実が輝いているのです。どの年齢で出会っても、読んだ後に心に明かりを灯してくれます。
おばあちゃんをたずねる途中の列車で、大切なお金を盗られてしまったエーミール。ベルリンの街を舞台に、少年たちが知恵をあわせて犯人をつかまえる大騒動がくりひろげられます。 ![]() 少年たるもの、これを読むべし。 懐かしいこの絵本、ストーリーの中に入り込んでワクワクハラハラする面白さを息子にも知って欲しくて、毎晩少しづつ読み始めました。 まず冒頭は独特のケストナー節が長い・・!長すぎるっ・・! 登場人物の紹介までで、読む母ヘトヘト。横向くと寝息が・・・あぁ・・。 イラストもあって魅力的なんですけどね・・。 しかし主人公の少年エーミールが独りで電車に乗り、ベルリンの祖母の家に向かい始めると・・そこからはもう物語もスルスルと動き出し、 すっかりエーミール目線でいることに気づきます。 ハプニングあり、出会いあり、冒険あり・・・。 毎晩一章づつ読んでいたのですが、物語が盛り上がってきたところで・・・やられました。息子に。 なんと夜中に殆ど最後まで一気に読んでしまったのです。 そうだよね、この物語は先が気になって、途中で止めることなんてできないよね・・。 それだけのめりこんでくれたことが嬉しくもあり、そのドキドキを共有したかった気持ちもあり。笑 冒頭のケストナー節さえ乗り越えられたら、7歳にも十分楽しめる お話です。 個性的な少年たちが集まって、困ったエーミールに協力するのがいいですね。大人になって読んでみると、お母さんへの気持ちなどもけなげに思えました。 子供の頃に読んだ名作は、何十年経ってもやはり名作でした。 次は「エーミールと三人のふたご」を読もうかな。 (10月さん 30代・ママ 男の子7歳)
お金持ちの両親の目を盗んで、夜おそく街角でマッチ売りをするおちゃめな点子ちゃんと、おかあさん思いの貧しいアントン少年との友情物語。つぎつぎと思いがけない展開で、ユーモラスに人生を語ります。 ![]() 元気な子に 7歳には難しい?とも思いましたが意外にも、すっごい楽しいと読みふけっていました。 点子ちゃんの気立てのよさ、おてんばさがとても気持ちがよく、 お転婆でマイワールドな娘は、通ずる所がある様です。 心が温まるお話です。 (ゆけさん 20代・ママ 女の子7歳)
おたがいを知らずに別々の町で育ったふたごの姉妹ルイーゼとロッテ。ある夏、スイスの林間学校で偶然に出会ったふたりは、別れた両親を仲直りさせるために、大胆な計画をたてるのですが……。待望の新訳。 ![]() 子どもが誇りを持って生きられる ふたごちゃんの、どきどきわくわくするような物語です。 読んでいると、子どもだった頃のことを思い出します。 私はふたごではないけれど、それでも、やっぱりふたりのロッテと おんなじように、たくらみや秘密や冒険が大好きだったもの。 子どもは、できることも限られていて、世界が小さい分、 大人よりも些細なことが冒険になりますよね。 子どもを尊敬していて、きちんと接しているケストナーの本、 娘にもぜひとも読んでもらいたいなあって思います。この先。 普段から子どもを大人の感情や都合で押さえつけようとしている ママがいかにだめだめかってことがバレてしまいそうで怖くも ありますが(笑)。 (ぽこさんママさん 40代・ママ 女の子4歳)
ボクサー志望のマッツ、貧しくも秀才のマルティン、臆病なウーリ、詩人ジョニー、クールなゼバスティアーン。生いたちも性格もまったくちがう少年たちはそれぞれに、悩み、悲しみ、そしてあこがれを抱いています。寄宿学校でくり広げられる、涙と笑いがつまったクリスマスの物語。新訳。 ![]() 忘れたくない少年の心 どんなことをひどく悲しむのか。 どんなことをひどく恥ずかしいことだと思うのか。 少年達の、あの年代独特の感性や言動。 もう私の中にはないものだからちょっとうらやましいです。 私はむしろ、少年達のよき理解者である正義さんや禁煙さんに 近い年代(というよりも正義さんや禁煙さんより年上かもしれ ない)であろうから。 とはいえ、魅力的だったのは、少年達よりも、その正義さんや 禁煙さんであったりしました。 それは私に歳が近いから共感しやすいというのもあるかもしれ ないのだけれど、でもやっぱり陳腐な言い方をすれば正義さん や禁煙さんが「少年の心を忘れていない」からなのだと思います。 禁煙さんの言葉にぐっときます。 「きみたちの正義さんとわたしは、たくさんのことを学んだ。 この学校の机で、そして外の人生で。けれど、わたしたちは なにひとつ忘れてはいない。わたしたちは、少年時代を記憶 の中にいきいきととどめている。そして、それこそがいちば んたいせつなのだ。 いちばんたいせつなことを忘れないでほしい。過ぎ去ってほ しくないいまこのとき、きみたちにお願いする。子どものこ ろのことを忘れないでほしい。 わたしたちは年をとった。でも、若さは失っていない」 娘がもう少し大きくなったら(小学生かな)ぜひとも読んでも らいたいなあって思います。 (ぽこさんママさん 40代・ママ 女の子3歳)
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