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【今日の1冊】 365日おすすめ絵本 (1〜2月)

絵本ナビ編集部

2016/01/18

【今日の1冊】1月18日 「こわ〜い顔した運転手さん、でもね。」

【今日の1冊】1月18日 「こわ〜い顔した運転手さん、でもね。」

「今日は何の日?」「今日はどんな絵本を読もうかな?」
一日の始まりがワクワクするような絵本を毎日ご紹介します。

1月18日は「都バス開業の日」だそうです。
子どもたちと縁があるのは…ようちえんバスかな?
● 幼稚園バスの運転手のおおやまさんは、いつもこわ〜い顔をしてるけど…
いかつい風貌(ふうぼう)、こわいかおした、しかめっつらのおじさん。
これは・・・どろぼうかな? それともおまわりさん?
せいかいは、ようちえんバスの運転手さんなのです。
名前は「おおやまさん」。

いつもきびしいかおで運転席に座っていて、「みぎよし!」「ひだりよし!」しか言わないおおやまさんは、子どもたちに人気がありません。
おこると、ボスゴリラのようになるといううわさもあります。
でも、あるひ・・・?

子どもの目からみた、ようちえんバスの運転手さんのお話。
こわいはずのおおやまさんが、園児のいないところでチューリップににっこりしたり、古い椅子の修理をしたりしているのを「あるひ・・・みてしまった」子どもたち。
ぼくも、ゆかりちゃんも、たいちくんも、最初は半信半疑。
それが納得に変わるのが、節分の豆まきの日でした(この日からおおやまさん、みんなに大人気!)。

画面いっぱいに描かれた、おおやまさんのかおは、インパクトたっぷり。
読み聞かせようと、ページを開いたとたん子どもが笑い出すほどです。
明るい色づかいのなか、よく見知った園の風景が展開し、子どもたちは、すーっと絵本に没入していきます。
わが家の5歳の娘は翌朝起きて開口一番「おおやまさん、もういっかい、みせて!」と母のところに来ました。
これは・・・「こわいかお」みたさ?
いいえ、きっと娘も大好きになってしまったにちがいありません。
子どもたちの信頼をかちえたおおやまさん!
大人にもちょっぴり胸にずんとくる絵本です。

(大和田佳世  絵本ナビライター)

おおやまさん おおやまさん」 作・絵:川之上 英子 川之上 健 出版社:岩崎書店

幼稚園バスの運転手のおおやまさんは、いつもこわ〜い顔をしています。
ボスゴリラみたいにおこるっていうけれど、ほんとかな? でもぼくはある日、みてしまったのです。


絵本ナビ編集部

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