カナダの至宝、イザベル・アルスノーが描く、希望の光の物語
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【今日の1冊】 365日おすすめ絵本 (1〜2月)絵本ナビ編集部 2016/02/24 【今日の1冊】2月24日 「ぐるんぱはもう寂しくありません」
「今日は何の日?」「今日はどんな絵本を読もうかな?」 一日の始まりがワクワクするような絵本を毎日ご紹介します。 失敗ばかりのぐるんぱでしたが…?時代を超えて愛されている絵本です。
● ずっとひとりぼっちで暮らしてきたぐるんぱが働きに出ることに
ぐるんぱはとっても大きなぞうですが、ずっとひとりぼっちで暮らしてきたので、汚くて、くさい臭いもします。ひとりぼっちで寂しくて、大きな涙を流すのでした。 ジャングルの会議で、ぐるんぱを働きに出すことに決まりました。みんなにきれいに洗われて、見違えるほど立派になって出発します。 ぐるんぱはまず、ビスケット屋で働きますが、張り切って大きな大きなビスケットを作ってしまい、追い出されてしまいます。次にお皿を作りましたが、また張り切って大きな大きなお皿を作って追い出され、次のくつ屋でも・・・。行く先々で失敗を繰り返し、大きなビスケットとお皿とくつとピアノを大きなスポーツカーに載せて、しょんぼりがっかり出ていきます。 昔のように涙が出そうになりました。 しばらく行くと子だくさんのお母さんに出会い、子どもたちと遊んでくれと頼まれます。ぐるんぱが大きなピアノをひいて歌をうたうと子どもたちは大喜び。歌をきいてあちこちから子どもたちが集まってきます。 そしてぐるんぱは幼稚園を開きます。 大きなお皿はプールに、大きなくつでかくれんぼ。 ぐるんぱはもう寂しくありませんでした。
ぞうのぐるんぱは、行く先々でとてつもなく大きなものばかり作って失敗ばかり。でも、最後につくった幼稚園は大成功。子どもたちが大喜びすることうけあいの絵本。
![]() 大人になって読み返してみると わたしが幼い頃、すきだった絵本の1冊です。 特に、ぐるんぱが大きな靴をつくっている場面と大きなお皿をプールにして子ども達があそんでいる絵は鮮明に覚えていました。 娘が生まれて絵本と触れ合う機会が多くなった今、書店でふと目にとまり娘のために購入しました。 懐かしい。でもそれだけじゃない。と思いました。 昔は感じなかった感情が溢れてきました。 これはぐるんぱの『自分さがし』の物語なんだ。 ぐるんぱは自分がどう生きるかわからない、考えない、行動できない。 仲間に背中を押されてやっと一歩踏み出す。 そのあと、ぐるんぱはいろいろなことを体験していく。 失敗を繰り返して、それでも次へすすんでいく。 最後にぐるんぱは気がつく。 今までやってきたことは決して無駄じゃなかった。 全てに意味があったんだ! なんだか人生がこの絵本の中にあるような気がしました。 娘は、昔のわたしのようにただ物語を楽しんでいますが、 いつか、娘なりの解釈でぐるんぱの人生を読んでほしいと思いました。 (みいここさん 30代・ママ 女の子3歳)
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