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<宝物になる一冊>貴重なサイン本をご紹介します!

2016/01/18

【飯野 和好さん サイン本】 くろずみ小太郎旅日記 その8 風雲きのこ山の助太刀の巻

【飯野 和好さん サイン本】 くろずみ小太郎旅日記 その8 風雲きのこ山の助太刀の巻

絵本ナビでは、著者さん、出版社さんのご協力をいただき、著者サイン本の販売を行っています。

一冊一冊に直筆でサインを書いていく作業は、私たちが思っている以上に手のかかる作業です。
それでも、読者の方に喜んでもらいたい、想いを届けたい…そんな一心で制作の合間を縫ってサインを書いてくださっています。
だからこそ、その作品が好きな読者、著者のファンの方にとっては「宝物の一冊」になります。

また、新しい作家さんにとっては、一人でも多くの方に作品を読んでもらえるチャンスでもあります。
サイン本をきっかけに、その作品や著者さんのことを知るということもあるでしょう。
そんな「出会いの一冊」にもなるはずです。

以上の理由から、サイン本の販売数はどうしても限られてしまいます。
現在販売中のサイン本も、在庫が無くなり次第販売終了の貴重なものばかりです。
そこで、まだ購入可能なサイン本を1冊ずつご紹介していきたいと思います。
気になった方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
● 【飯野 和好さん サイン本】 くろずみ小太郎旅日記 その8 風雲きのこ山の助太刀の巻
作者の飯野和好さんが、直筆サインを描いてくださいました。
くろずみ小太郎ときぬがさたけのきぬこさんの豪華イラスト入りです。貴重です!!
● 冒険活劇絵本「くろずみ小太郎旅日記」シリーズ8冊目!

冒険活劇絵本「くろずみ小太郎旅日記」シリーズ。数ある飯野和好さんの絵本の中でも、主人公のインパクトの強さは3本の指に入るのではないでしょうか。何しろ、くろずみ小太郎は炭です。炭ですが、忍術を身につけた立派な忍者なのです。そんな彼が続ける旅の道中で出会うのは、これまた奇怪なもののけばかり。さて、8話目となる今回待ち受けているものとは・・・?

忍術修行で諸国を旅するくろずみ小太郎、奥州のとある山道をのぼっていると、なぜかあちこちの岩や木々の間がぬるぬる、べとべとと光っています。そこに妖しい気配とともにあらわれたのは、ずらりきのこたち!なかでも一際目立つ、きぬがさたけのきぬこさんが言うのです。
「この山奥の洞穴にもののけのような大なめくじが住みはじめ、私たちをおそっては食べ、おそってはとかしてしまうのです。このままでは山を荒らされてしまいます。どうか助けてください。」
山にとって大切なきのこたちの訴え、くろずみ小太郎はその願いを受けて立つことにします。
「山を荒らすもののけなめくじ、ゆるさぬぞ!」
「ぬるぅーなにものだー」
いったい大なめくじとはどんな姿をしているのでしょう。
小太郎はどんな忍術で立ち向かって行くのでしょう。
今回も豪快で大胆な技が飛び出します。それは読んでのお楽しみ!

それにしても胸おどるのは、神々しさと愛嬌を併せ持ったそのきのこたちの姿です。
むらさきしめじにきぬがさたけ、なめこにつちぐり・・・(あとは自分で調べてね)。
秩父の山里に生まれた飯野さん、秋の楽しみのひとつと言えばきのこ採りだったそうです。美味しく食べられるものもあれば、毒きのこもあります。そんなきのこたちもなめくじに食べられてしまうそうで・・・。読み終わったら、きのこ図鑑をひっぱり出してみるのも楽しみのひとつですね。

(磯崎園子  絵本ナビ編集長)


飯野 和好(いいのかずよし)

1947年埼玉県秩父市生まれ。長沢セツモード・セミナーで水彩、風俗イラストレーションを学ぶ。主な絵本に「わんぱくえほん」(偕成社)、「ハのハの小天狗」(ほるぷ出版)、「しゃべる詩・あそぶ詩・聞こえる詩」(冨山房)、「そうじき」「あるのかな」(すずき出版)、「妖怪図鑑」(童心社)、「あくび」(文渓堂)、「むかでのいしゃむかえ」(福音館書店)などがある。『小さな山神スズナ姫』(富安陽子文 偕成社1996)など「小さなスズナ姫」シリーズで第11回赤い鳥さし絵賞、『ねぎぼうずのあさたろう その1』(福音館書店1999)で第49回小学館児童出版文化賞。本の制作以外にも、舞台人形デザイン(結城座)、絵本読み語り講演、ブルース・ハーモニカ奏者としてのライブ活動などで活躍。神奈川県在住。



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【飯野 和好さん サイン本】 月見草の花嫁



絵・文:飯野 和好
出版社:BL出版

本体価格:¥1,500+税


絵本ナビ編集部

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